10/14/2021, 10:29:53 AM
高く高く
地べたに寝っ転がって
高い高い空を見上げても
私は何も
自由自在に舞う鳥たちを
羨ましくも感じない
高すぎるから
無理をしても
操縦が下手だから
墜落するだろうし
夢で空に行ければ幸せじゃないか
「寝てないでほら、練習いくぞ」
はいはい
分かってるよ全く…
10/14/2021, 7:53:25 AM
子供のように
「ねえねえ」
後ろから幼い声がした
振り返ると
女の子が目を輝かせて
握った両手を掲げていた
「ほらみて!」
「ん~?」
パカ。どうも。イモムシです。
「……うわ」ひぇぁぁぁ
「きょうがくした?」
「びっくりした…」うぇええ
「ならいい!」
「ちゃんと逃してきてよ…」いゃぇやぁ
ドタバタと
心が走りまわっていた
やはり今でも好きになれない
10/9/2021, 11:16:57 AM
ココロオドル
どうも期待をしすぎていたようだ
所詮この世はプログラム
この世界を色々な表情で
いつも見ていた彼女は
ワタシの出身地の若手を
心躍らせて
調べていたと思ったら
ばったり見なくなった
まあ、ワタシはもともとは
独りであったし
彼女がいなくなって
随分と自由になったし…ああ…
ワタシはココロオドr
10/8/2021, 1:00:06 PM
束の間の休息
セーブポイントに着き
仲間と保存食を分かちあい
頬張っていると
そこにただ独り
虚空を見つめて
立ち往生している先人がいた
その人に私は
慈悲で薬草を一つあげたが
何も反応がなく
気味が悪かったので
さっさとそこを出て
私たちの束の間の休息は終わった
その人は
未だ休息をとっている
10/4/2021, 1:12:49 PM
踊りませんか?
何も考えず
あなたは
ただ私の言った通りに
動くだけでいいのです
そこの舞台に上がって
あなたはこう叫びます
「私は罪を犯しました」
ここからがあなたの見せ所
満面の笑みで
得意の素敵なダンスを
ひけらかしてください
きっとみんな笑顔で
一緒に踊ってくれますよ