ずい

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子供のように

「ねえねえ」
後ろから幼い声がした
振り返ると
女の子が目を輝かせて
握った両手を掲げていた
「ほらみて!」
「ん~?」

パカ。どうも。イモムシです。

「……うわ」ひぇぁぁぁ
「きょうがくした?」
「びっくりした…」うぇええ
「ならいい!」
「ちゃんと逃してきてよ…」いゃぇやぁ

ドタバタと
心が走りまわっていた
やはり今でも好きになれない

10/14/2021, 7:53:25 AM