体力を奪い
気力を奪い
睡眠障害を引き起こす夏は
一番苦手な季節
全身に纏わり付く熱気に
ココロまで
干からびていくようで
仕方なくエアコンをつける
エアコンの冷気も
身体に不調をもたらすけれど
熱中症には
二度となりたくない
湧き上がる入道雲を
窓越しに睨みながら
夏が過ぎるのを
ひたすらに待つ日々は
まだ始まったばかり…
# 夏
# 入道雲
# 窓越しに見えるは
たとえ
ここではないどこかに
この身を移したところで
君を亡くした悲しみが
癒えるはずもなく
忘れることもできないでしょう
いまはただ
時の流れを見送ること
それしか
術は無さそうです…
# ここではないどこか
サヨナラの代わりに
じゃあねと手を振って
別れたあの日が
君と最後に会った日で
二人の恋の終着駅と
想い出の始発駅になった
そんな哀しい日だった
# 君と最後に会った日
一年前のこのお題の時には
宵待草の花を選びましたが
今回は
繊細に編み込まれたレースを
纏ったような
カラスウリの白い花を
宵待草と同じで
日没後に咲き始め
朝日が昇る頃には萎んでしまう
儚い一夜花
花言葉は
「誠実」「男嫌い」だとか…
心惹かれる花です
# 繊細な花
朝食後に8錠 夕食後に6錠
合計14錠
12種類の薬を飲むことが
日常になり
薬を飲むために
今日も食事を摂取する
医者の指示に逆らう気もなく
効き目はあるのか
飲まなければどうなるのかなどは
考える気もないけれど
薬依存症にはなりたくないと
漠然と思う
# 日常