君の目を見つめると
わたしは悲しさに
思わず俯いてしまった
君の目に映る景色の中には
もうわたしは居ない
気付いていたこの現実を
受け止めるには
わたしの心はあまりにも弱く
辛さに堪えられずに
そっと
病室から逃げ出した
君の逝去の知らせが届いたのは
数日後の
陽射しが溢れる午後だった
# 君の目を見つめると
天国へ旅立った君が
もしも星に
姿を変えたなら
いつか流れ星となり
わたしのところへ
墜ちてきてくれないか
もう一度君に逢いたくて
叶わない夢でも見ていたくて
星空を見上げては
流れ星を探してしまう
わたしのもとへ…
# 星空の下で
鮭にするか
それともツナマヨか
いや今日は
シンプルに梅干しかな?
コンビニの
ずらりと並んだおにぎりの
棚の前
1つだけ選ぶ時の
小さな迷いと
小さな幸せ
# 1つだけ
大切なものは
『想い』
心に残る大事なモノは
沢山有るけれど
そのモノに込められた
想いが
そのモノを大切にさせる
家族への想い
友への想い
恋人への想い
仕事への想い
恨みや憎しみなどの負の想い
さまざまな想いを抱いて
人は生きる
大切にしたいのは
想う心
大切なものは
『想い』
# 大切なもの
何気ないふりを
してみせても
君はちやんと
お見通し
さりげなく
部屋から姿を消して
わたしに泣き場所を
与えてくれる
そんな君の優しさが
心にしみて
今夜はきっと
わたしの大泣き警報が
出るでしょう
# 何気ないふり