1/19/2024, 12:41:06 AM
あのひとを亡くした日から
書かなくなった
日記帳
開けば瞬時に
折々の想い出が
溢れ出てくるから
いまはまだ
読み返すのは
あまりにも
辛すぎる
涙が乾いて
懐かしさと愛しさだけで
読める日が来るまで
その日まで
封印して
机の引き出しの一番奥に
仕舞い込む
# 閉ざされた日記
1/17/2024, 10:00:14 PM
眠れぬ夜は
心の中に
木枯らしが吹き荒れる
泣きながら
唸りながら
叫びながら
あのひととの想い出を
舞い上がらせ
辺り一面に散らかして
今夜も
木枯しは吹き荒れる
わたしに届く春は
まだ
遠い
# 木枯らし
1/16/2024, 12:01:38 AM
あのひとがいない
この世界で
すべての窓
すべての扉を閉じて
あのひととの想い出だけを
抱きしめた日々
心を決めて
窓を一つ開ければ
凍てつく寒さの中の
微かな陽射しの温もりに
思わず
ほっと息をつく
新たな世界が
一つの窓から
広がり始める
# この世界は
1/14/2024, 9:00:13 PM
あのひとに
囚われた心を
どうして
取り戻せないのだろう
もう逢うことさえ
出来ない人なのに
# どうして
1/13/2024, 9:51:14 PM
あなたとはもう
夢の中でしか
逢うことが出来ないのに
目覚めれば
夢の中の出来事は
跡形も無く消えてしまう
ずっと
あなたの側にいたいから
もっと
夢をみてたいから
どうか
もう少しの間
朝の扉は
閉じたままでいて…
# 夢をみてたい