数年前にネットで
180色の色鉛筆を買った
素人の落書き用だから
50色で十分なのに
それまで使っていた50色では
物足りない気がして
色鉛筆が届いた日は嬉しくて
片っ端から画用紙に
試し塗りをして遊んだけれど
ある日ふと気がついた
180色ある中で使う色は
結局は自分が好む色ばかりだと
いうことに
そしてその数の少なさに
色とりどりの色鉛筆を前にして
改めて自分自身を見つめ直した
ひとときだった
# 色とりどり
灰色の空から
ひらひらと舞い落ちてくる
淡い雪片
掌に受ければ
儚く溶けて
それはまるで
過ぎた日の
あなたの涙のようです
この雪が
空にいるあなたからの
手紙なら
どんなに嬉しいことでしょう
積もることなく
消えてゆく淡雪に
あなたの面影を
重ねてしまう
わたしです
# 雪
もうこの世にはいない
君と
なんにも
一緒に出来ない事が
こんなにも淋しいなんて
悲しさを通り越して
笑ってしまいそうだよ
だから今夜も
夢の中で
君に逢いに行くよ
君と一緒に居たいからね
きっと
目が覚めたら
全部忘れていると思うけどさ…
# 君と一緒に
降水確率0%の
冬晴れの朝
洗濯機はフル稼働
籠いっぱいの洗濯物を
お陽さまの光の中に干しながら
心も一緒に日光消毒
深呼吸一つで
昨日の涙は
跡形もなく乾いて
今朝のコーヒーは
美味しさ2割増し!
# 冬晴れ
どなたが
名付けたのでしょう
木に春と書いて
椿…
ひたすらに
春を想い
春を恋い
雪の中に咲く
冬椿
願い叶わず
出逢えぬままに
花びらに
色香を残し
散る冬椿
冬椿の紅い色
哀れな女の
心いろ
想いを秘めて
咲き狂う
枝から離れて
なおさらに
紅く燃えたつ
哀しさは
未練というには
つらすぎて
冬椿の紅い色
さびしい女の
心いろ
☆ 冬椿
✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢
平穏な日常の中の
平穏な心に宿るもの
# 幸せとは