わたしの心のドアベルが
鳴らないからと
ドアを激しく
叩かないでくれませんか
壊れたドアベルを
修理しないでいることが
今のわたしの気持だと
どうか
わかってください…
# ベルの音 (355)
寂しさは
いつの間にか
心の隙間に忍び寄り
入り込み
時々は涙も連れて
やって来る
あなたがいない
この冬は
寂しさ感度
上昇中
# 寂しさ (354)
独りの冬は
寒すぎて
身も心も凍てついて
無気力
無感動になる
君と一緒ならば
活力も湧くのに…と
叶うはずのない
夢をみる
# 冬は一緒に (353)
風邪をひいたと
君からのLINEが届く
既読無視で
突き放すけれど
風邪の侮れない怖さを
知っている心は
揺れて乱れる
熱は高いのだろうか?
薬は?
咳は?
喉は?
水分補給は?
食事は?
無理をされませんように
どうぞお大事に… と
迷いながらも
短い返信をしたのは
およそ2時間後
切れたはずの糸を
また繋いでしまう
気持の弱さ
諦めの悪さ
何度もついてしまう
深い溜息
今夜は
私も熱が出そう…
# 風邪 (352)
小さな喫茶店で
あなたとふたり
天気予報を信じ
窓越しに
何度も空を見て
待ちわびる初雪
降り積もれば
明日はきっと銀世界
雪だるまはふたりの合作で
雪合戦もしたいね
なんて
愉快な想像に話も弾む
店を出てすぐに
見渡した空にも
一片の雪もなく
落したため息の大きさと
その白さに
ふたり同時に笑い合う
他愛もないひとときが
何より楽しくて幸せだった
あの
雪待ちの日
# 雪を待つ (351)