夕づつ

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11/7/2023, 9:31:40 PM




   縁と言うには
   あまりに強く
   小指に絡んだ
   赤い糸


   来世でも
   一緒にと

   あなたとわたしの
   無言の約束






       # あなたとわたし (325)

11/6/2023, 9:39:58 PM




  音もなく降る細い雨は
  まるで
  あなたのようです


  緩やかに
  わたしの心を潤し
  満たし
  穏やかで
  優しい気持ちにさせてくれる…




  きっと今日は
  柔らかい雨になって

  逢いにきてくれたのですね






         # 柔らかい雨 (324)


11/5/2023, 5:05:36 PM



  せいたかあわだち草の 
  花粉をふりまいて 

  風は
  田園を黄金色に染めました


  この絵の具が
  次の風に吹きはがされる頃
  秋は
  いよいよ終着駅へ



  秋の終点が
  冬の始発駅となるのなら

  あなたとの恋の終点は
  想い出の始発駅



  サヨナラを合図に
  発車のベルが鳴りひびけば

  わたしの心も

  蒼白な冬へ
  ひとり
  旅立ちます






           ☆ 旅立ち (323)



11/4/2023, 10:41:40 PM



  突然に
  着信音が鳴る


  携帯画面には
  あなたの名前



  ときめく心
  戸惑う心



  ひと呼吸した後
  選んだのは

  今回も
  無視…



  留守番電話に残された
  少しかすれたあなたの声が
  短いメッセージを伝えている


 「お声が聞きたくて電話しました」



  嬉しさ半分
  哀しさ半分

 




  お互いの「未来」のために
  より良い「明日」に繋げるために
  

  震える指先で
  あなたの声を

  消去する






            ☆ 無視 (322) 
           # 哀愁をそそる

11/3/2023, 8:44:53 PM

  

  週末の夜は
  わたしを素直にさせる

  鏡に映る化粧を落した顔は
  疲れていても
  その眼は穏やかで優しい
 

  部屋いっぱいに
  あのひとへの想いを広げたら
  問わず語りの想い出話しに
  ひとり泣き笑い


  淋しい心を潤して
  秋の夜長は更けてゆく






         # 鏡の中の自分(321)

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