冴えわたる
月の明るさに誘われて
想いのしずくを
ぽつり ぽつりと
零す夜
あのひと宛のラブレター
出すこともないラブレター
書いては破りの繰り返し
秋の夜長は罪作り
片想いのせつなさが
涙とともに溢れだす
# 秋恋 (284)
何よりも
大事にしたいのは
かけがえのない
わたしの愛する人たち
慰め
励まし
時に叱咤しながら
守り
守られ
支え合い
互いに
気遣い思いやる
心と心
わたしが
わたしで
あるために
わたしが
わたしらしく
生きるために
決して失くしたくない
この絆
# 大事にしたい (283)
君の魂が
この世にあるうちに
わたしの
声が
手が
想いが
届くところにあるうちに
時間よ
止まってくれないか
君の命の灯火が
消えてしまう前に
どうしても伝えたいことが
残っているんだ
二人でやりたかったことも
一緒に行きたかった所も
まだ沢山あるから
そんな話もしたいのだ
お願いだから
お願いだから
時間よ 止まれ!
# 時間よ止まれ (182)
きみはいま
げんきですか
ぼくがいなくなったあとの
きみのこころは
なにか
かわりましたか
ぼくのこころは
きみとさよならしてから
すきまだらけになって
おもいでというなの
かぜがふくたびに
かたかたと
さみしいおとが
しています
きみは
どうですか
もしも
ぼくとおなじなら
いますぐに
あきかぜにたのんで
コスモスのはなを
たくさん たくさん
おくります
きみのこころの
さみしいおとが
すこしでも
やわらぐように
☆ コスモスのはなを (281)
君と並んで
コスモスの花畑を眺めた
遠い日
風にそよぐ花々に
心奪われ
夢中でシャッターを切る
君の姿を
こっそりと撮った写真に
その時の
満ち足りた幸せが
写っている
叶うことなら
もう一度
コスモスの花畑で
君と
あの笑顔の時間を
# 花畑 (280)