6/26/2023, 10:50:59 AM
待てど暮せど
来ぬ人を
宵待草の
やるせなさ
今宵は月も
出ぬそうな
詩 竹久夢二
繊細な花…
胸に浮かんだのは
この花
この詩でした
月の雫で染めたような
黄色の花は
一夜限りの儚い命
夕暮れを待って
密やかに
花開きます
心惹かれる宵待草
季節到来です
# 繊細な花 (189)
6/25/2023, 11:05:14 AM
あのひとを亡くした
悲しみ
虚しさ
寂しさの大きさに
押し潰され
動けずにいるわたしに
問わないでくれませんか
明日のことも
明後日のことも
何ひとつ
考えられないでいるのです
ましてや
1年後のことなど
想像出来るはずも
ないのですから…
# 1年後 (188)
6/24/2023, 10:39:29 AM
子供の頃は
イモムシもダンゴムシも
手のひらに乗せて遊んでいた
わけもなく
高い塀によじ登ったり
屋根にあがったりもした
雨が止んだあとは
泥んこ遊びに夢中だった
いまでは
空想の世界を
自由に翔びまわった
背中の羽根は
跡形もなく消え
虫は苦手で触れず
高所恐怖症だし
泥んこ遊びをする事もない
# 子供の頃は (187)
6/23/2023, 11:35:00 AM
「おやすみ」と
たったひと言
君からの
深夜のLINE
それだけで
眠りは
安らかに
わたしに
訪れる
✩ それだけで (186)
6/22/2023, 11:24:04 AM
あのひとを
亡くした哀しみを
抱きしめながら
過ごす一日が
日常になる
寂しさ
# 日常 (185)