不意に現れて
ほんの一瞬だけ
わたしの肩で
羽を休めた
モンシロチョウ
捕まえようとした指先を
するりと抜けて
あっという間に
ひらひらと何処かへ
あのひとみたいだと
思うココロに
苦笑い
# モンシロチョウ (136)
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ぼくのこころを
がんじがらめにする
きみの
そのやさしさが
ときどき
ぼくを
ふあんにさせる
きみがいないせかいでは
もう
いきていけなくなりそうで
✩ ふあん (135)
夜の深さに
独り沈む時
封印したはずの
あなたへの想いは
涙とともに
熱く溢れ出し
煌めいていた
ふたりの日々が
寒い心に
鮮やかによみがえる
どんなに
時が流れても
あなたを失った
哀しみは
しんしんと
雪のように
降ってくる
# 忘れられない、いつまでも (134)
わたしは
あなたが泣いたのを
知らなかった
別れた日に
荒れて 荒れて
酔いつぶれるまで呑んで
涙を流したという
その事実を
どう受けとめれば
いいのだろう
一年後の
今になって
悲しみが
わたしだけのものでは
なかったことに
気付いても
もう
あの日の二人に
戻れるはずもないというのに
わたしの心は
あなたが泣いた夜に
戻りたがっている…
# 一年後 (133)
がむしゃらに
君を想う
一人ぼっちの
休日
初恋の日
# 初恋の日 (132)
あなたに
恋をしたことも
あなたを
愛したことも
あなたと
別れたことも
すべてが
必然だった
けれど
いまでも
胸を締め付けてくる
せつなさは
あなたの面影を
一瞬たりとも
忘れさせては
くれない
これも
きっと
必然…
✩ 必然 (131)