たとえ
楽園にいたとしても
あなたに逢えない淋しさは
消えるはずもなくて
# 楽園 (125)
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淋しさで
壊れた涙腺を
修理してくれるのは
いつも君
「優しさ」という
ネジを使って
✩ 修理 (124)
お日様の笑顔と
海の匂いと
波の歌声とを
3分の1ずつ混ぜた
特製絵の具で
広い 広い
青空のカンバスに
さらさら きらきら
流れる風と
ほわほわ ふんわり
浮かぶ雲とを
想いをこめて描きます
風に乗ったこの雲は
わたしから
あなたへの
精一杯のメッセージ
あなたの
お部屋の窓から
見えますか
# 風に乗って (123)
眠っていても
君からの
ケータイの着信音にだけは
素早く反応する
耳と
目と
指先
✩ 反応(122 )
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一行でいい
言葉で
わたしを
抱きしめて
✩ 言葉で (121)
時は
想う心を待たずに
流れ去って行きます
時のほとりで
手も振れずに
降りしきる
雨を見つめて
過ごす一日
あなたの心に
降る雨は
止んだでしょうか
とり残された
あなたへの想いは
これから
何処へ連れて行けば
いいのでしょう
雨音だけの
時の迷路で
✩ 時の迷路で (120)
白いノートも
黒いインクも
さみしい さみしい
白を黒で汚していく
さみしさ
あのひとのことばかりを綴る
さみしさ
忘れきれないでいる
さみしさ
さみしさばかりの部屋で
心をそっと抱き寄せて
想いを巡らせれば
行き先は
いつも決まって
あのひとの後ろ姿止まり
終わった恋のうえで
想い出だけが
カラカラ カラカラ
空回り
✩ さみしさばかりの部屋で(119)