君を
想うことより
君を
想わないでいることの方が
ボクには
どれほど
難しいのだろう…
雨が
降ってくる前に
傘を
用意しよう
君への
想いが
濡れてしまわないように
✢ ✢ ✢
言えなかった
Love You
言いたかった
Love You
言えば良かった
Love You
言って欲しかった
Love You
散ってしまった
Love
去って行った
You
# Love You (47)
空が
明るくなってきた
雲の切れ間からは
青空も
顔をのぞかせている
雨ばかり降っていた
わたしのこころも
そのうち
晴れるだろう
笑顔もきっと
戻ってくるだろう
たとえ
ここに
太陽のような君が
いなくても
✢
青空に
吸い込まれていくくらい
このこころ
軽くなれ
# 太陽のような (46)
願いは
完全燃焼
ひとひらの
灰も残さず
再び
君と出会うため
0からの旅立ちを
# 0からの (45)
行き先を失くした想いは
何処で時を過ごせば
いいのでしょう
伝えきれなかった想いは
何処に行けば
いいのでしょう
こころの奥深く
声もなく沈澱していく
哀しみを前に
行き先のない想いを
抱きしめたまま
動けないでいるわたしを
立ち尽くすしかないわたしを
どうか
責めることなく
憐れみと
同情の眼差しだけで
いまは
見守っていてほしいのです…
# 同情 (44)
晩秋の陽射しを受けて
金色に輝く葉は
風に頼ることもなく
銀杏の樹から
一枚 一枚
無音で
華麗に舞い落ちてゆく
その潔さを
いま
わたしの恋にも
欲しいと 願う
# 枯葉 (43)