静かな夜明け
夢から目覚め
窓の外を見る
スマホに目をやり時間を見る
まだ寝れたけど、目が覚めてしまった
家族を起こさないよう、そっと外に出る
寒いけれど、空気が澄んでいて気持ちがいい
運動がてら散歩する
空を見上げるとまだ少し夜の跡が残っている
シンと静まり返っている街
まるで世界に私だけのような感覚
ちょっと嬉しい
家に戻ってまたベッドに入る
朝日が昇るまでまた少しの間眠りにつく
バイバイ
昔の私も貴方も
バイバイ
私も前に進んでる貴方も前に進んでる
お互い幸せになろう
愛してる
愛してた
ありがとう
バイバイ
羅針盤
もうなにも分からないから
羅針盤で教えてよ私の道
どこを目指すべきかも
何を見るべきかも
全て疲れて全て分からなくなった
何もしたくない
石のようにそこで毎日じっと佇んで青空眺めてたい
そんな事はこの社会が許してくれないから
だから示してよ私の道を
手のひらの宇宙
みんな一人ひとりの手のひらには小さな宇宙が広がっているだろう
宇宙は美しい
荒々しい時もあれば、穏やかに星や惑星が回っている時もある
他人を見ていると思う
なんて幸せそうなんだろうか
大切な人がいて、落ち着く空間がある
それだけでどれだけ人生が豊かになるだろう
私はいつの間にか手のひらの宇宙を消し去っていたらしい
空っぽで、大切な人も、守りたい空間も全てを失いただただ何もできず、何も言えず、ずっと一人だ
一人は楽だ。自由と解放感で心を満たす
だが独りは辛い。孤独と一人で立ち上がらなければならない
ずっとずっと一人でいたいのだ。苦しい思いをしないですむから
ただ独りは嫌だ。誰にも私の叫びが届かないから
これはわがままだろうか
もう疲れた
楽になりたい
私の手のひらに宇宙がまた芽吹いたら、その空間を大事にしたい
ありがとう、ごめんね
貴方は私に愛を教えてくれたね
ありがとう
そんな貴方の優しい愛を私は疑ったってしまった
ごめんね
私が貴方を離しても貴方は歩み寄ってくれたね
気まぐれでも嬉しかった
ありがとう
そんな貴方の優しさに付け込んで甘えてしまったね
私も未練タラタラだったの
ごめんね
貴方は私に一生消えない思い出を残していったね
楽しかったよ、生きててよかったと思えたよ
ありがとう
私は貴方に何かを残せたかな
なにも出来なかったよね、信じる事も歩み寄る事も勇気を出して言葉を発する事も
後悔だけが私を襲うの
本当にごめんね
本当にありがとう