3 届いて､､､､､

『努力しなければ欲しい結果に手は届かない』
そんなこと言われても努力の仕方なんて分からへん
生憎少しばかり才能に恵まれた俺は努力なんてしなくても人並みに結果は出せるから
何やってもみんな
「才能あるよ」
「練習したらもっと上手くなる」
「センスいいね」
もう嫌だ
努力なんて知らないし、どうでもいいことのために努力なんてしたくない
続けなければいけない、結果を出さないといけない
プレッシャーをかけられて
凡人共からは
「才能あっていいな」
「天才とか勝ち組やん」
うるさい
結果を出せなかった時
1歩でも遅れれば転落
「天才も大したことないやん」
「天才よりできてるとか俺の方が天才じゃね？」
少しでも、たった1回ミスしただけで嘲笑われる
みんな過大評価しすぎやねん
少しでも失望されたら、そこで俺の負け
だから、お願い
届いて、欲しい結果に

2 あの日の景色

10時過ぎ、目を開けると天井が見える
やっとの思いでだるい身体を起こして行動を開始する
中学2年生、不登校
勉強もてにつかず洗濯、掃除や料理もやらない
手元にあるスマホで必ずしも必要ではないことを無心でする
ゲームしたり、動画を見たり、漫画見たり
幼い頃には想像できない
今、目の前に広がる景色

何もかも新鮮だった
好奇心がわいた
興味がそそられた
友達と遊んで、話して、泣いて、笑った
ちゃんと学校行って勉強して
休み時間は外で走り回り、雨だったら中でお絵描きして
楽しかった
放課後、友達とサッカーしたり、友達の家でゲームする
遊び尽くして帰る夕方
綺麗な夕焼け
友達と見たあの日の景色
今の俺じゃ、見れない景色

1 願い事

理解してもらいたい
演じてばかりの俺を
難しいことはわかってる
周りから見れば悩みなんてまったくないような人間
女のくせに男みたいだし、、、ジェンダーとか言うやつ？
よくわかんないや
大丈夫なフリをして、カッコつけて後々1人で泣いてしまう
周りはみんな優しい
みんなだって辛いこともあるし苦労してるって、俺よりしんどいはずなのに俺より優しくて、それすら俺を苦しめる
自分で自分の首絞めて、生きずらくて
自分の理想に捕われる
自己満だけど、完璧でいたい
弱い僕は隠したい
でも、弱い僕を見つけて、認めて、安心させてくれる
そんな人に出会いたい気もする
やぱっり俺って変だよな