季節の変わり目。
白紙の未来を取り巻く不安。
高く青い空に煌めく破片。
朝の柔らかな涼しさ。
走ればツンと痛くなる鼻。
明確な起点は無いけれど、身近にあるもの。
いつ季節を感じるかなんて人それぞれ。
13.形の無いもの
『 馬鹿と煙は高い所が好き 』と言うが、私は正しく馬鹿なのだろう。
正直に言おう。私は高い所が大好きである。
だからジャングルジムだって1番上で周りを俯瞰するのが大好きだ。手が痛くなって、サビの臭いがするから嫌い、という子もいたが、勿論私だってその点では嫌いだ。
だが、それ以上に高い所が好きすぎるのだ。観覧車も、ジェットコースターも、高層ビルの最上階も。
異常なまでの執着、なのだろうか。それとも鳥になりたいのか。理由はわからない。
等しく言える事は、高所からの景色が本当に刺さるのだ。感動とははたまた違う、私の中の何かに刺さるのだ。好奇心なのかもしれない。なら気を付けねば。好奇心は猫をも殺すというのだから。
これは余談だが、先程、観覧車が好きと言ったが、あれは1番上にいる時だけの話だ。観覧車でゆっくりと登っていく様子は全く好きではない。何なら苦手だ。何故かって?知っているわけ無いだろう。
12.ジャングルジム
貴方と一緒に行きたかったな。
11.お祭り
"友情"に苦しめられた事を数えればキリがない。
仲間意識なんてあればあるだけ自分を縛る。
そのくせ脆すぎる、対価に見合ってない。
誰かと一緒にいる温度に慣れてしまったらもう遅い。
氷水のような孤独が辛いから渋々ぬるま湯に浸かりに行く。
でもその中にひと握りだけ、ほんとに少しだけ、縛られても良い、温泉のような快適さを持つ関係がある。
そんな稀少な関係を求めて、私は明日も"友情"というものを喜んで受け入れるのだろう。
10.友情
今日だけは、箇条書きになるのを許してください。
1つ、私の事を溺愛してくれるハイスペ彼氏が欲しい。
1つ、一輪の紫陽花の花束を買って、ドライフラワーを作りたい。
1つ、ミラコスタに泊まってディズニーランドとシーに行きたい。
1つ、痩せたい。
1つ、インコ飼いたい。
1つ、真っ赤なVMWで迎えに来て欲しい。
1つ、40歳までに死にたい。
9.やりたいこと