私には、日課となっていることがある。それは教室からの窓越しに部活をしている想い人を眺めること
でも、これはただの片想い…私が彼に一方的に想いを寄せているだけなんだから……
私が彼を好きになったのは入学式のとき。あの日、私はクラスの場所が分からなくて道に迷っていたところをたまたま見つけてくれて「君、僕と同じクラスだよね?一緒に行こうよ」と声をかけてくれたのがきっかけで時々話すようになったの。彼は、男女関係なく仲良くなれて人気者。私みたいな内気で人見知りな女の子はなかなか話しかけられない。だからこうやって遠くから眺めていることしかできない。でも、彼は細やかな気遣いもできる人で周りの人が困っていたら手を差し伸べるし、実際私も先生から頼まれてたくさんのノートを運んでいた時に手伝ってくれたの。運動部に入っているみたいで私は放課後によく教室の窓から彼が練習する姿を見ている。
だって私はあの入学式の時声をかけてくれた瞬間からずっとずっと彼のことが好きなんだから……
好きな人とは赤い糸で結ばれてほしいと思いますか?と聞かれて多くの人が結ばれたいと答えると思います。
でも、私は結ばれたいとは思わないかもしれません。なぜなら、好きな人にはずっと笑顔で幸せになって欲しいと思っているからです。
今日はとてもいい天気だね。空を見上げたら入道雲を見つけたから思わずスマホで写真を撮って友達に見せたら「とても立派な雲だね」と言われてとても嬉しかった。
私は暑さが苦手で、毎年夏になるとよく体調が悪くなるんです。
近所に住んでいる幼馴染と一緒に夏祭りやプールに行くためにも体調管理を人一倍やらないと行けないくらいです。それでも1回は行けるようになったのでその幼馴染の子も喜んでくれるようになりました。
もっと喜んでもらえるようにこの夏も体調管理をしっかりやっていこうと思います。
私は、ここではないどこか遠くに行ってしまったあなたを今もずっと探しています。あの時からずっと…
どうしてあのとき私を置いていってしまったのですか…
愛しているというのであれば、置いていかずに側にいてほしかった!
ずっとずっと…この命が朽ち果てるまで……