「あじさい」

あじさいについてあんまり知らない
でもこの時期に花が咲くことは知っている
それと見た目しか知らないけど、魅力的に見える
永遠に咲いているかのように魅力的に
でも現実は瞬く間に形が変わっていく
それでも毎年そう思う
ここまで勘だけは磨いてきたのに
それも宛にならない
なにをしていたのか　
そう思っている内に季節が過ぎて
またいつか見た気がする花を見つける

「街」

俺をめんどくせえ性格にしたのは
この街のせいか
健気に歩いてた男の子の背中に
めんどくせえ役の札を貼ったの誰だ
責任とれや

「やりたいこと」

人を驚かせること

「岐路」

人生の岐路
何個かあったのかな
わからない
あったとしても
半分以上間違えた気がする
わざと間違えてる気もする
正解はつまらない
とはいえ後悔する
あっちにしとけば良かった
いまさら正解を積み重ねても
中途半端、しょうもない
それにどうせ正解なんか選ばせてくれない
心は幸せを求めていない
破壊や死を求めている
そのために積み上げる
間違いを
間違いが重なって正解になるまで

「世界の終わりに君と」

好きな人が先に死ぬのは寂しい
けど、好きな人を残して死ぬのは悲しい
寂しいより悲しい方が嫌い
君の人生を全部見たい
一人で寂しい方がいい
世界の終わりは見たい
君とは見たくない
一人で見たい
それが無理なら
世界の外に二人で逃げよう
ふたりぼっちになれるかも