マッチングアプリで知り合った子とラインを交換した
初対面の印象はギャルというか遊んでそうだなって
よくよく聞いていくとやっぱりお水系の人だった
それを聞いてからは気が気じゃない
彼女が話す言葉一つ一つが
本音なのかわからない
デートの約束しちゃったけど、大丈夫か?
なんて考えで頭の中がまとまらない
なんならライン繋がんねぇし、
まだまだ俺には春が訪れないようです、
最後に夜空を見たのはいつだろうか
少なくとも2〜3年は空を見上げた覚えがない
なぜかわからないが、空を見上げると
なんとなく胸が苦しくなるような気がして
無意識に避けていたのかもしれない。
漠然とした不安や焦りを感じてしまうような
とてもきれいな星空なのに
高校の時にバイトで知り合った
一つ上の女の子
一目惚れだった
いっぱい話しかけて
遊びに行くようになった
免許取って初めて隣に乗せたのもその子だった
お互い大学生になっても関係は続いた
ずっと好意はバレていただろうし
伝えたこともあった
でも相手は靡かない
むしろ都合のいいように使われていたんだろう
夜中に着信があり
向かえとして呼ばれたり
ヘラヘラとクラブでワンナイトした話をされたり
恋は盲目
ほんとにその通りだと思う
バカみたいな4年間だったな、
今日も朝から晩までバイトだ
店長には本当にシフト入れていいの?
なんて聞かれたが
別になんでもない普通の日だし、
なんて考えながら外を見る
たまたま綺麗な振袖を着た女の子が通っていく
『はぁ、嫌なものを見たな、』
やがて休憩をもらい
タバコ咥えながら携帯を取り出す
インスタのストーリーは
久々の再会を喜ぶ女子達や
一張羅でバチバチに決めた野郎どもばかりだ
別に行きたかったわけでもないが
なんとなく心にわだかまりが残る
バイトも終わり
外はすっかり暗くなっている
めっちゃくちゃ疲れたわけでもないのに
タバコを吸う気すら起きない
あれから3年たった
いまだにカレンダーを見ると
なんとなくモヤモヤした気分になる
俺はこのままずっとこのモヤモヤを抱えていくんだろうか