大好きだったあの子との、思い出の場所
夕焼けに照らされて…それが目を見開くほどに…綺麗で
2人で、綺麗だねって笑い合った
いつの間に、こんなに…離れてしまったんだろう
…元から、私だけだったのかもしれない
大好きだなんて、思ってたのは
幾ら焦がれても、もう戻れない、過去の美しく温かい記憶は…
思い出せば思い出すほど、痛いほど悲しくて…、それでも…眩しすぎるほどに、
……綺麗だ
【ススキ】
頭から離れない
忘れたくても忘れられない、✕年前
あの1年で、私は人を、信じられなくなった
親友に裏切られて、みんなにいじめられて、親友が大嫌いになった
なのに、……嫌いになりきれなくて
二人で毎日のように 公園で遊んだ、思い出が、頭から離れなくて…
きっともう、親友にとっては、ゴミでしかないのに
私は…、
誰も信じれないのに、なのに みんなが好きで、…大好きで…
信じられない自分が、大嫌い
いっそ、親友のことなんて、みんなのことなんて、忘れてしまえれば、…楽なのに
…忘れられない
" "に焼き付いてしまったかのように
【脳裏】
努力、努力、もっとがんばったら、
いい子になったら、きっと……お母さんもお父さんも、愛してくれる、殴られたり叩かれたりしなくなる、" 大丈夫 "
あれ…?なんで私 上手く笑えてないの、
だめ、嫌われちゃう、もっと、もっと 作り笑顔 うまくできなきゃ、取り繕わなきゃ、もっと" 頑張らなきゃ "
また怒らせちゃった、100点取れなかったから、うまく笑えなかったから、何もできなくて、ごめんなさい、頑張るから、
心のどこかで無駄だって分かっていたはずなのに、それでも……、信じていたかった
私の努力は意味があるものだと、思いたかった、それ以上に…
ただ……" 愛されたかった "
【意味がないこと】
"上手だね!"
才能あるあなたは、私の絵を褒めてくれる
純粋な笑顔だった、ひどく綺麗でまるで汚れを知らないような……
私には、その笑顔はとても綺麗で…眩しくて、それでいて…痛いほどに残酷なものだった
お前は汚れているんだと、言われているようで
あなたの優しさを素直に受け取れない 自分がひどく憎らしい
結局私はそんな思いを噛み殺して言うんだ
"ありがとう!でも…、〇〇ちゃんの方が上手だよ!"
どうかあなたは…いつまでも、そのままで
【あなたとわたし】
保育園の時は
両親も、同い年の子も、みんな優しくて幸せだった。柔らかい…小雨が降っていた。
小学生は
小学3年生くらいから
両親の暴言と暴力が増えた、いい子にならないとって思って、作り笑顔が上手なって…
同級生にいじめられた、みんなのこと大好きなのに
昔の笑顔はもうできなくなった。鋭くて冷たい…雨が降っていた。
中学校
毎日のように起きる喧嘩、暴言暴力、いつのまにか痛みにも慣れてしまった、なのにずっと胸だけが痛くて…
いじめはないけれど、ずっと寂しくて苦しい学校は、休んだら怒られるから休めない
嗚呼、いつかまた…昔のように
【柔らかい雨】が降る日は来ますか…?