『ぬるい炭酸と無口な君』
話があるって呼び出された。
夜の公園にはブランコと君の姿。
話って?聞いても君は黙っていた。
私は手に持っていたコーラを一口飲んで床に置いた。
冷たい炭酸が喉を刺激した。喉が熱くなる。
別れたい。やっと口を開いた君はそう言った。
次は目が熱くなる。涙が溢れ出る。
なんで?私はまだ好きだよ。
昨日も愛してるって言ってくれたじゃん。
私は凄く抵抗した。
君は一言も喋らなかった。
無口な君の隣で私は2時間くらい抵抗していた。
泣きすぎて喉が渇いた。
床に置いたコーラを飲んだら、ぬるい炭酸が喉を刺激した。
無口な君の隣で、最後に私はぬるい炭酸を口にした。
『8月、君に会いたい』
5月30日 私は君に振られた
前日までそんな素振りを全く見せなかった君は、
突然好きじゃなくなっちゃった。別れてください。って
素直に頷けるほど私は強くなかった。
結果的に好きじゃなくなった理由も分からず振られた私は
8月になった今でも君に会いたいと思っている。
怒らないから戻って来て。大好きだよ。
『眩しくて』
部活中太陽に照らされる
君が眩しくて大好きだった
熱い鼓動
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「話したいことがある」
そう君からLINEが来た時私は息が苦しくなった
嫌な予感しかしない話はLINEで終わらせたくなかったので
「わかった。悪い話なら直接話したい。」
そう言ったら君は
「じゃあ8時に〇〇公園で待ってる」
悪い話なんだと更に苦しくなったのは覚えてる
でも君のところに向かった電車の記憶は無い
待ち合わせの夜の公園に君の姿がだけがあった
「ごめん。話って?」私は分かっているのに聞いた
「別れてください。」君は震えた声で私にそう言った
私は鼓動が早くなった。とても熱い。苦しい。
それ以外は何も覚えていない
君に想いが届いた時の鼓動の熱さとは違う
苦しくて後悔が暴れるような感覚だった
『タイミング』
好きって君に伝えたのは
2人にとってベストタイミングだったよ
君も私も成績があがったもんね
でも君が別れたいって言ったのは
私にとっては最悪のタイミングだったよ
テスト勉強も受験勉強も手につかない
成績落ちたよ君のせいだからね