『ぬるい炭酸と無口な君』
話があるって呼び出された。
夜の公園にはブランコと君の姿。
話って?聞いても君は黙っていた。
私は手に持っていたコーラを一口飲んで床に置いた。
冷たい炭酸が喉を刺激した。喉が熱くなる。
別れたい。やっと口を開いた君はそう言った。
次は目が熱くなる。涙が溢れ出る。
なんで?私はまだ好きだよ。
昨日も愛してるって言ってくれたじゃん。
私は凄く抵抗した。
君は一言も喋らなかった。
無口な君の隣で私は2時間くらい抵抗していた。
泣きすぎて喉が渇いた。
床に置いたコーラを飲んだら、ぬるい炭酸が喉を刺激した。
無口な君の隣で、最後に私はぬるい炭酸を口にした。
8/3/2025, 2:45:35 PM