連想の旅人

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10/7/2025, 12:40:03 PM

静寂の中心で

音を失った世界で愛を唄おう

君を想って奏でる鼓動
君に会うため連れ立つ足音
君と口ずさんだあの日の鼻歌

暗く深く静かな孤独
その真ん中で君を想おう

君のためだけの愛を
いつかの君への餞に

10/6/2025, 10:05:59 PM

燃える葉

自身の炎の義を違えることなかれ
炎は葉を護るためにこそ在るものと知れ。

炎は強く、されど儚きものなり
守るべきを見失うことなかれ。

己が炎が葉を傷つけし時
その愚かさに気づくべし。

葉の枯れ果つる日までに
守り得たものを胸に刻め。

そして願わくば、己が炎、
己が葉を焼き尽くすことなからん。

9/28/2025, 10:40:16 AM

永遠なんて、ないけれど

永遠の愛、だなんてきっとそんなものはない。

ときにはどうしようもなく辛くなって、
あなたを愛せなくなってしまうときもある
苦しみの種になってしまうこともある

でも、あなたが笑う度また愛が灯る
ずっと愛すことができる器用な人間ではないけれど
いつだってあなたを愛したいと心から願っている。

そしていつかあなたが1人で旅立つとき、
自信を持って伝えられるように
私の愛する自慢の子だとあなたに伝えられるように

今日もあなたと笑い合う、
いつかの未来を夢に見ながら。

9/26/2025, 5:05:03 PM

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに、
愛するあなたへ別れを告げましょう。

あなたの背中が見えなくなるまでに、
落とした悲しみの跡を消しましょう。

誰にも気づかれないように、
愛したあなたの名前を零してしまいましょう。

桜の木が見える部屋の中で、
叶わぬあなたとの未来に想いを馳せましょう。

花びらが落ちる前に、
穏やかに生を終えましょう。

9/25/2025, 7:09:52 PM

パラレルワールド

あのときこの選択を選ばなければ、
あの選択をしていたらとよく嘆いてしまう。

そうして嘆くうちにひとつ浮かんでしまった。
なぜ私は選ばなかった選択が
良い方向に向かうと確信を持っているのかと。

それはきっと現在を生きる自分らの状況が
良くないものだからだろう。
だから更に良くない方向に行くとは
到底思わないのだ。

そう考えることは出来ても
いざ状況が悪くなったらまた後悔をしてしまう、
そういう生き物だと割り切るしかないのだ 。

楽観的になることが幸せを連れてくることもある。

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