「たまたま運良く…」
AちゃんとBちゃんは
二人ともアイドルを夢見ていました。
ある日、Bちゃんが
風邪で学校を休んだ日に
Aちゃんは街を歩いていると
芸能事務所にスカウトされました。
Aちゃんはアイドルになり、
人気No.1になりました。
Bちゃんはアイドルになれずに
夜のお店で働いていたある日、
Aちゃんと再会して
「努力したから
トップアイドルになれた。
Bちゃんが極貧なのは
努力が足りないから」
と言われてしまいました。
Aちゃんは芸能界で大成功して
幸せな人生を送りましたが、
次の人生では
アフリカの貧困国に生まれました。
この国では、
生きていくのがやっとの状態で、
Aちゃんが
いくら歌ったり踊ったりしても
褒めてくれる人は誰も居ません。
Aちゃんは貧しい人生を送りました。
※他アプリで書いた話です。
努力は大切だけど、
残りの1%の運によって
成功するかしないかが
決まるんですよね…
努力をすれば
誰もが成功する世の中に
なって欲しい物です。
人間それぞれが
才能を持っていますが、
世の中に必要とされる才能しか
認められないのは残酷です。
たった一つの
世界で一つだけの大切な存在だから
君を守りたい
良いなぁ。二次元の世界は。
三次元にそんなユートピアみたいに
薔薇が咲き誇る愛の劇場なんて
ある訳無いっしょ!
二次元に存在する平和で幸福な世界が
現実にあったらな…
あの人を見かけると胸のドキッとする。
次第にそれが鼓動になり、
その人を知りたい、愛が欲しいと言う
髪を乞う欲望に変わる。
何度も欲しても、愛が体を焼け尽くしても
その人には届かない。
二人結ばれる時は、
神が祝福を受けるその世界に
誘った時だろう。
湖の白鳥が踊るように回る
宝石が散りばめられた古いオルゴール
質屋で発見したそれは
かつての所有者の生まれ変わりの少女が
『知ってたかのように』買って行った。
少女が何者だったかは
誰も知ることは無い。
そのオルゴールは質屋を何度も
渡り歩いたからだ。
その踊りの様に何度も振り回された
白鳥のオルゴール。
最初の持ち主の所に帰って
幸せな生活を送って頂きたい。
楽しい時間はもうすぐ終わる
待っているのは義務の時間
望んではいないやる事の時間
どんなに来るなとは思っても
残酷にも時は告げる
義務の時間が終わった後は
安らぎの休憩タイム
時を告げる時計は
休まずに針を動かす
時に踊らされる人間を
嘲笑うかの様に見ているのだろうか?
無機質な時計は
神様の様に見守り
私達人間を見ながら
今日も針を動かす