「おかーちゃあーん！
俺の制服どこに置いてきたのー！？」
「あ！？昨日夏制服にするって言ったのあんたでしょー！？」
「ハァァッッわすれてたー！！！ごめんなんでもなーい！！」
今日も平和だ。
変わったことといえば俺の制服くらい。
もうほとんどの学校は冬制服から夏制服に衣替えしてあるだろう。


「って夢を見てさ」
「ふーん。
とりあえずその意味わかんない夢を見たのは理解したけど。

何でお前の夢の主人公うちの主将なの？」
「俺が知りてえよ！
なんで主将視点の夢見たの俺！？」
「知らねーよ。ていうか夢オチなのかよ」
「主将のおかーちゃんヤンキーなのかな」
「大丈夫それは心配ない安心しろ」
「なんでそう言い切れるんだ…」
「もし主将ママがヤンキーなら主将の幼馴染が主将の頭にボール投げた時点でアウトだろ」
「た、たしかに！！！！」
「それでも許せるってんならそれはもう阿吽コンビの絆が強すぎるのか、主将おかーちゃんが寛大な心を持っているとしか思えない」
「そういやなんで夏服の夢だったんだろ。

今一月じゃね」

「しぬ」

＃2024.5.28.「半袖」
このあと かきく の く は真冬の半袖を想像した結果失神し(てない)、主将がセルフ救急車を呼ん(でない)だ。
HQあおば。29,30は更新なしです。書けそうなら書きます。いってきます。

「女性って大変ですよね」
急に後ろから声をかけられた。驚いて勢いよく振り返ると、そこには＂此処＂では有名な女刑事が立っていた。名前は伏せる。
「あ、は、はい、そうですねー！」
おかしなテンションで相槌をすると、女刑事はくすりと笑った。
前々から思っていたが、この女刑事、雰囲気が変わった。

前はしていなかった化粧。
前にはなかった丁寧な口調。
前と比べ性格も大人。

なんだか掴めないあの感じ。

それすらも、別人かのように変わった。
太陽みたいな無邪気に笑った顔も、今では月のように静かに微笑む。洗面台の隣に置いた甘めに作られたコーヒーでさえ、苦味を感じた。
嫌な感じだった。

前のように笑って欲しかった。
「そ、そういえば昨日！！同僚がこんなこと言ってたんですよ！！
『なあお前、28日って何日だ？』って。
28日だよ！！って感じだったんですけ…ど…………、」
嫌だ。
「そうなんだ。同僚さんはおっちょこちょいなのかな？」
相変わらず前のような笑顔ではない。
女刑事とはすごく仲がいいとは言えないが、それほどの仲でもこの話は笑ってくれるんじゃないかと思って、勇気(同僚のメンタルとも言う)を出して言ったのに。
ずっと微笑んでいる。

この感じが、本当に嫌だ。

＃2024.5.28.「天国と地獄」
最近家族と見返してたら…、これは運命…！
女刑事とは世間話程度の仲で、最近変わったな、なんか嫌だな、って思ってる後輩。

29日と30日に外せない予定があるので更新できませぬ。(థ公థ｡)ﾌﾞﾊﾊご了承ください。
誕生日です。祝ってくださる方います〜…？
お！ハートあざます！

今日は早く仕事が終わって、気分もいいのでコンビニに寄って買い物をすることにした。
コンビニでは私の好物である、キリンのイラストが載ったスティック型になったじゃがいものお菓子が手軽に買える。
「雨だー！！」
そう言って喫煙所の近くで駆け回る子供に大きな声だな、と思いながら、店内へ入る。

本当ならすぐに出て帰りたかった。
お菓子とコーヒーを買って店を出る。
そして喫煙所と別の方で携帯を取り出す。

「あ！！！おねーちゃん！！！」
…本当に元気小僧って感じね、ウルサイ。
「それが子供ってもんだよ！
ていうか今日早いね！おつかれさま！」

……いつになれば大人になってくれるの？

一種の煽りのように聞こえる言葉。
子供に対して酷くないかと言われそうだが、この子供は私の(一応)弟だ。
もう小さい時のことなので覚えていないが。
私が大学を卒業し社会人になってから、このコンビニは行きつけになった。と同時にこの子供と出会った。

私の弟で、幽霊の子供と。

雨は嫌いだ、どの季節でも寒いし気分も下がる。今でこそ気分が良かったのに、雨のせいで少しダウンしている。

アンタ、雨好きなの？
「え？いや別に！！嫌な思い出もあるよ！」
…あら、そう。…私もあまり好きじゃない。
「でも、雨の中で走るのってサイコー！！すっごく楽しい！！おねーちゃんも走りなよ！」
遠慮しとくわ、濡れるのは嫌だし、夜急に雨の中走り出す不審者になるつもりはないから。

「…雨、好きかもしれない！」
急にどうしたのよ。
「だって、雨が止むまではねーちゃんと話せる時間が増える！！！」

そういうところがね。
仕事が終わって、楽しかったことがあったり辛いことがあると、誰かに、…アンタに話したくて、此処に来たくなるでしょ。

今日は雨が止みそうにないし、もし雨が弱まったら帰ろう。

＃2024.5.25.「降り止まない雨」
創作。幽霊の弟と社会人姉。
部活やテストで忙しくなってきました。

もう少し活発だったらな、とか。
ちゃんと人のこと考えてたらな、とか。
あの子みたいな運動神経があればな、とか。
異性ともっと話せたらな、とか。
あの人みたいな賢さが私にもあれば、とか。

みんな違ってみんないい、とか。
大人はみんなそういうさ。というか、そういうしかないからさ。
遠回しに「あ、良いとこないって言ってるんだな」って言われてるように思っちゃわない？

気づけてないだけなんだよね、たぶん。
友達とか、家族とか、自分のことをよく知ってくれる人に言ってみ？「自分の良いとこって例えばどんな？」って。
結構意外なことを言ってくるかもね。

「食べ方きれい」「字が大人っぽい」「俺より運動神経いい」「言葉選びのセンスあって好き」「友達を大切にしてくれるよね」

あの頃の私へ。

とりあえずがんばってください。

＃2024.5.24.「あの頃の私へ」

“契約完了“。
dealだ。
はああ。
まあこれでいいか。
オレは罪人だし。

人殺しも詐欺も、いろんな罪を犯してきた。
これはその罰だとでも思っておこう。
どんな足掻き方をしても、どうせオレの望む天国には行けないし。…言っとくけど、冥界って意味じゃないからな。オレの辞書にある「天国」は、“契約解除“みたいなもんだし。
まあできないけど。

金のために使う、だってさ。

オレにとって損は無かった。最初だけだったよ、気持ちよかったのは。
でももう気づかない振りを続けるしかない。

ああ、くそ。
そのままつけるタバコが大嫌いだ。

＃2024.5.23.「逃れられない」
狼煙。hzbn天使君。
最近ヴァルとテレビマンも好きかも。
ちょっとかわいいなって 照

今日友に勧められたアニメ観てました。
未来予知ができるやつ(？)がいて、影の薄いやつが主人公のバスケ漫画なんですけど。