「メルティキッスってさー」
「オウ?ノンノンノン。
Melty Kiss。」
「うん。メルティキッスのさー」
「Melty Kiss」
「……。」
「Please say,Melty Kiss」
「おれさー、根に持ってんだよねー。
おれアメリカ人のはずなのに…!!15年間過ごしてたのに…!!
発音は日本人……!!!!
くそッ、なんでお前がアメリカ人なんだよ!!」
「いや俺日本人」
「知ってるよ!!だからだよ!!!」
「いや、だから俺…日本人…」
_2024.2.4.「Kiss」
英語合ってるか〜…?
「あれ、三留さんじゃん」
「よおー」
「何してんですか?」
「え?ブランコしてる」
「見りゃ分かるわ。
…嫌われ役、あなたにしかできませんでしたよね。」
「はい?急になんだ?」
「あの時誰かが壁を作って部員を守ろうとするには、あいつに嫌われるしかなかった。
そうすることで、ヘイトは自分だけ、他は関係ないって示せますしね。それに…
あいつに気づかせようとしたんでしょう。」
「…ばればれかぁ、すげ〜」
「嫌われ役、よく辛いって言われますけど、何を言われてものらりくらりできて怒らないようなあなただからできた芸当ですよね。
ほんと、ご苦労様です。」
「…はは、さんきゅーよ」
「そういや知ってました?ご苦労様、は目上の人にはあんまり使わないらしいですよ。」
「へー」
「勝負してオイラが勝てばお前に"ご苦労様"と言ってやるよチャンピオン^^」
_2024.2.2.「ブランコ」
旅が始まれば、いつかは終わる。
いつかきっと終わる、分かっていた。
でも、やっぱり終わるのは嫌だ。
この旅で知ったもの、見たもの、感じたものを、まだまだ楽しみたい。そう思うのは、我儘だろうか。
「だったら、まだ終わらなければいい。」
終わらせない。自分が今まで積んだ経験も、努力も、全部。これからもずっと。ずっと。
まだ旅をしていてもいいですか?
ほんとうに満足したら、ダメ人間になる前に戻ります。また、会える日を楽しみにして。
いってきます。
_2024.1.31.「旅路の果てに」
pkmn主人公。知らなくても読めます。
宝物というのは、決して形ではない。
おれが弱いこと。
おれが友達になりたかったこと。
おれが主人公のせいで強さを求めたこと。
俺がたくさん勉強したこと。
俺が狂わされたこと。
俺が強い奴らを蹴散らしてきたこと。
俺が王者に成ったこと。
俺が王者になっても喜ばなかったこと。
俺がまた友達に戻りたかったこと。
俺がゼロからまた始めたかったこと。
俺が友達を大切にしたかったこと。
全部全部全部。
今ここで俺の気持ちを叫ぶため。
「ゼロからまた俺と…
友達に、なってくれる?」
目の前の友達は、嬉しそうに笑った。
_2024.1.30.「あなたに届けたい」
主人公のこと、好きだったけど嫌いでもあって、愛はあったけど憎らしさもあって…弟はよく頑張ったよ。姉もよく頑張ったよ。
ただ、あのキラキラバカは許さない。
pkmn。
「_____________。」
そんな言葉たやすく使わないで。
あなたはずっと気付かないままでいて。
あなた自身が気付いてから言って。
口だけじゃ簡単に使える言葉なんだよ。
その言葉を聞くのはわたしでさいごにして。
その人を誑かすような笑顔も、悩むような悲しい顔も、傷付けられたような怒り顔も…。
全部わたしに向けてくれるくらいなら、そんな言葉は、ただの飾り物に過ぎないから。
_2024.1.29.「I LOVE…」
タロ芋ちゃんと赤い松の子の関係。
「付き合ってください」は言えないだろうけど「好き」「大好き」「愛してる」はノリで言ったりしちゃいそうで今の子って怖いわ。とっとと付き合いなさいよ。そう思いませんこと?
pkmn。ノリで愛を伝えてる設定です。バタにニヤニヤされます。芋ちゃんが。