どこで無くしてしまったのか

何を無くしてしまっていたのか

それさえわからない


ある日 フッ…っと それを見つける

これを無くしていたのか と


いや… 無くしていたと思う事は

たぶん ずっと探していた… という事か


ホコリを被っていても 懐かしい忘れもの


〈 夏の忘れ物を探しに 〉

日差しは明るく暑くて

セミも賑やかに鳴いている

それなのに 何か曇りの様な 雨になりそうな

そんな気分


そんな時代は あっという間に過ぎて

むしろ 良い時代だった…なんて

懐かしく感じたり思い出したり


〈 8月31日、午後5時 〉

ふたりの道は ずっと隣り合って

続いているのかしれない

でもある日 急に曲がってしまったり

そのまま永久に 右と左に

別れて行くかもしれない


もしかしたら いつかまた隣り同士で

歩ける日がくるかもしれない


だから ケンカしても 笑い合っても

時には 一日を大事に生きてみないか

〈 ふたり 〉

雪の桜 真夏の砂漠

長い初冬に 暖かくて短い春

これからはずっと 暖かな春でいたいな


〈 心の中の風景は 〉

水をあげた草花の煌めきのまま

いつまでも 咲き続けていて


〈 夏 草 〉