澄んだ湖のように
自分を失わないよう 冷静に
そんな眼で 過ごしていく
〈青く深く〉
もわ〜っ とするんですよ
ええ 空気が
いや なんて言うか… こう~ 空気が重くなる?って
いうのか 息をするのに 余計なチカラが必要って
いうか…
〈 夏の気配 〉
この年になってものう まだ願いがあるのじゃよ
笑うかい? 君は
帰りたいのじゃ 昔のところへ
そうあの場所へ
いや、その頃の生き方を そのまましたいんじゃ
ないのじゃよ
あの時には 得られなかった幸せをのう
叶えられるものなら 叶えたいのじゃ
え 無理だよって 笑うかい?
その年で って
希望や夢はのう 人が生きていくためには
必要なのじゃよ だから生きていける
あ〜 わかっておる わかっておるよ…
でもなあ…
わしは叶えたいのじゃ ほれ この通り
まだ生きておるからのう ほ ほ ほ〜
今はどうしたら叶えられるのか 考えておるのじゃよ
若いなあって 言うかい? ほ ほ ほ〜
希望や夢に 年は関係ないからのう
わしは 叶える気でおるぞ
まだ生きておるからのう
若いもんには 負けんぞ〜!
〈 まだ見ぬ世界へ!〉
小さな愛
慈しみ
見返りを求めない行ない・気持ち
寄り添う
大きな愛は みんなに見えやすく
偉いね素敵だね 人格者だね と 褒めそやされる
小さな愛は けっして人からは見えにくい 見えない
けれど あたたかな光が 周りを包んでくれる
偉大な事を成してる人だけじゃない
小さな愛で 周りを包める光を持つ人
それが大切 人生では
子どもの頃の夢
ピアニストに憧れてた
ただ近所のお姉さんのピアノ教室に通い
これでこのまま進んで上手になって
全ての教科書が終われば
ピアニストになれると思ってた
舞台に上がり 演奏をして 拍手の嵐を貰う…
高校に入り 勉強と共に
音楽学院に行ってる同級生がいた
その音色や技術を見た
あ…、、なれないんだ、自分
ただの習い事だったんだ… 一瞬で悟った
別の道に進み、たまたま音楽科の学生と知りあった
もう充分 ピアニストじゃないか…と思った
でも 塾の先生 音楽の先生ランクだという
子どもの頃の夢は やっぱり子どもの夢だった
どう手を伸ばしても 決して届くような
ものじゃなかった
何も知らずにいた現実…
砕け散る道だった