時間やお金をかけてでも会いに行きたいと思える人こそ「愛する人」だとするならば、
こっちに来て欲しいと受け身のままのあの人は
私を愛していないのかな。
私はあなたに会えるなら距離も時間も気にせずに愛に行きたいと思えるのに
春になったらどこに行こう?
美しい桜を見に行こうか。
夏になったらどこに行こう?
綺麗な海を見に行こうか。
秋になったらどこへ行こうか?
秋の味覚を食べに行こうか。
冬になったらどこに行こうか?
ゲレンデでスキーでもしようか。
四季折々の楽しみが、この国にはある。
どこに行くのも。何をするのも君の自由。
日常を離れ、心ゆくまで楽しみに行こうか
小説はパスポートの要らない、世界旅行だと思う。
まだ見た事のない世界へ飛び込むための手段。
新しい地図を広げて、「どんな世界が見れるのかな?」ってワクワクする気持ち。
それは過去や未来へのタイムスリップであり、
異世界への旅であり、自分の生きるこの世界の中で、
自分の知らない誰かの人生をあゆむこと。
さぁ、君の手に新たな地図は持った?
君としたいことが沢山ある。
ご飯を食べたり、眠ったり。
デートもしたい。
春にはお花見。夏には海水浴。秋には紅葉狩り。冬にはスキー。
たくさんの思い出を作って、たくさんの君の笑顔が見たい。
時には喧嘩もしよう。泣いて、怒って、落ち込んで。
それも全部、君と出会ったから出来たこと。
だからどうかこれからも僕のそばにいてくれませんか。
いや、違うね。
君と一緒に人生を歩ませてくれませんか?
人は死んだら最初に声を忘れると言う。
でも、死ぬ人が最後に残る五感は聴覚だと言う。
私は貴方の声を最初に忘れてしまうのに
貴方は最後に私の声を聞いて眠りにつくんだね。
顔も、温もりも、好きな香水の香りも、旅行先も覚えているのに。
貴方の声だけがその記憶から抜け落ちてしまう。
声だけは形に残せない。
映像にしても、それは貴方の声に限りなく近く作られた声なんだから。
忘れたくないのに、忘れてしまう