【瞼の裏に映るは】
瞳を閉じても、瞼の裏に映るのはあの人の笑顔。
どうか夢の中でもあの人に会えたらと思いながら
今日も私は眠りにつく。
【自分の羅針盤が示す方へ】
何かに悩み、立ち止まってしまった君。
どこへ向かえば分からず、蹲ってしまった君。
僕は君の手を取り、どこかへ導く事は出来ない。
だけど、君は。
君だけは、君の進む道が分かるんだよ。
誰しもが心の中に羅針盤を持っている。
悩み、苦しむときも。
何も考えずにどこかへ行きたいときも。
君の心の羅針盤が示す方へ真っ直ぐ進めばいい。
未来へ歩き続けるという道も。
一度休める場所へ向かうという道も。
回り道も、寄り道も、全部君の道だから。
誰かに嗤われたっていい。その道は君にしか歩めない道だから。他人にその道は歩めないんだから気にしないで。
大丈夫。旅の終わりは絶対幸せだって思えるから。
【あなたの元へ】
あなたが涙を流すなら、私も涙を流す。
あなたが笑うなら、私も笑おう。
あなたが憤りを感じるなら、私が話を聞いてあげる。
つらい時はつらいと。
悲しい時は悲しいと。
私に教えてくれれば、すぐにあなたの元へ駆けつけるよ。
私は決してあなたを1人にしない。
約束。
【その扉を開けるのは】
誰もが一度は壁にぶち当たり、悩み、苦しみ、もがく事があるだろう。
その壁の向こうにあるのは、まだ見ぬ君の未来。
それを手に入れるには壁を超えるしかない、と。
でも、目の前を塞ぐ大きな障害物は壁じゃない。
未来への扉だと思って欲しい。
そしてその扉の鍵は君の手の中にある。
あとは君が扉を開けるだけ。
大丈夫。君は必ずその先の未来を見れるよ。
【星の欠片を食む】
星のカケラが欲しいと母親にねだった幼き頃。
母がくれたのは金平糖だった。
カラフルな金平糖を「星のカケラだ」と喜んでいたことが懐かしく思える。
『ガリッ...』
あの日と同じ、優しい甘さが口に広がる。
手の届く星のカケラは、今も誰かを少しでも幸せにする味のままだった。