3/28/2023, 4:07:37 PM
見つめられると
痛いとこまで見透かされてしまうようで
貴方という存在が怖くなる
私が知られていなかったうちは
ただ貴方という人を煙のように感じているだけで充分だったのに
貴方が私を知った途端
貴方はレンズの陽光のように
私の中を焼き切っていく
3/27/2023, 3:10:40 PM
形を失った肉塊が、バッテリーに繋がれて自動的に脈打っているだけのような
培養液に封じられ脆いガラスに守られたような
使い勝手の悪い可動式の入れ物の中で、ただ生きることだけを望んでいる、不安定で行き場のない物質
温度の変わるガスのようなもの
#My Heart
3/26/2023, 1:17:31 PM
自分よりも明るくて
自分よりも賢くて
自分よりも可愛くて
自分よりも信用があって
自分よりも人間が出来てて
自分よりも幸せそうで
自分よりも生きてて楽しそう
自分じゃない皆が眩しくて
自分はなんにも残らない
3/25/2023, 3:55:55 PM
好きじゃないのにたまたま出来て
出来ただけで任される
任されるけど知らぬうち
なぜやってるのか忘れていく
好きじゃないのにやってると
いつの間にか出来なくなる
勝手に築かれた信用も
それで気づけば消えていく
どうせ何の役にも立たない
知ってる自分が嫌になる
どこにも行き場のない自分を
好きじゃないのに守ってる
3/25/2023, 7:32:54 AM
「ところにより雨」
そう聞く度に、あぁまたかと思う。
ついこの間、久々に会う約束をしたからである。
あのひとに会うときは、必ず傘がいる。
あのひとの周辺ではいつも雨が降る。
雨雲があのひとについているのか、あのひとが雨雲を連れているのかは分からない。
ただ言えることは、部分的な雨が降る時は、あのひとの存在が濃くなってきているということだ。
私が今いる地域の付近が、もうそこまで濡れている。