「海へ行かない?」
「暑いしね……気持ちいいと思うよ?」
「行く……」
「うん、じゃあ行こうか」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
〜海〜
「うわぁ〜、やっぱり綺麗だね」
「人も沢山いるけど大丈夫?」
「うん……」
「じゃあ下ろすからね」
「……」
「水着姿可愛いね」
「……」
「浜辺行こうか」
「海に浸かりたい?」
「(首を横に振る)」
「わかった、パラソルの下に降ろすね」
「ん……」
「……!」
【もぉ〜ちょっとまってよ!】
【ハハ、怒った顔も可愛いな〜】
【もぉ〜恥づかしいからやめてよぉ〜バカ!】
「何か飲みもの買ってくるけどかにがいi……!?」
「ちょ、どうしたの!?」
「どこか痛い???!」
「う…っう……ごめん…ぐすっ……なさい……」
「どうしたの?」
「歩けないから……迷惑かけてる……」
「全然そんなことないよ?」
「しょうがないよ……事故でそうなっちゃったんだし」
「嘘つかないでいいよ……」
「あなたの……ぐすっ……人生の負担になってるし」
「どこに行くにも……あなたに負担をかけて」
「わたしのことばっかり気にかけさせちゃって」
「こんな女となんて別れた方がいいよ……」
‘‘ギュッ!’’
「!」
「そんなことない」
「今凄く幸せだよ?」
「君が生きてただけで幸せだよ?」
「そばにいてくれるだけで僕は幸せだよ?」
「笑顔になってくれたらもっと幸せだなぁ〜」
「ほんと?」
「ほんと」
「だから、君の大好きな海にきたんだよ?」
「何が変わろうと好きな人には笑顔でいて欲しいな〜」
「ありがとうっ……っ……うっ」
「全然、彼氏として当たり前だよ」
「泣きたいなら泣いて?」
「泣き止むまで待ってあげる」
「泣き止んだら、海に入ろうね」
「……うんっ」
「……ずっーと大好きだよ……」
お題:海へ
「またね!」
「「あぁまたな……」」
Chu!
「「……っ//」」
「「ったく!俺以外に
そう言うことしてないだろうな?!」」
「もちろん!あなただけよ?」
「「(!はぁ〜好き!)」」
「今度こそ、バイバイ!」
「「あぁ、またな……」」
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ーーー
ーー
ー
「はぁ〜疲れた……」
私の裏の顔はスパイなの
愛しい彼にバレないようにしないと行けないから
毎日本当の自分を隠さないといけないから大変……
「次の仕事は……」
「マフィアの基地?」
「なかなか手こずりそうね……」
「気合い入れなきゃ!」
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ーー
ー
「中々、でかいわね……」
「何とか潜入出来たけど……」
「……」
「会いたいなぁ……」
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ーー
ー
「はぁ〜……」
俺は朝の顔は学生だが
夜は一応次期ボスのマフィアだ……
純粋な可愛い彼女には絶対バレたくない……
表の顔で生活するのは中々骨が折れる
【すいません……】
「なんだ?」
【最近、スパイが紛れ込んでいると報告が……】
「!?」
「はっ、!ずいぶん骨のあるやつじゃねぇか」
【失礼しました……】
バタン……
「……」
「あー面倒くさい……会いたい……癒して欲しい……」
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ーーー
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ー
お互い、見せれない顔を持つカップル……
良い……
鳥のように飛んだ君を見た、
でも、撃たれた鳥のように落下するだけだった
何も言葉が出なかった……
ただただ、呆然と立ち尽くした、
自分を必要とされなかったこと、
気づかなかったこと、
救急車も来たが彼女は
亡くなった……
自分は彼女の何にでもなかったのかもしれない……
でも、
彼女を覚えておくのが
せめてもの償いなのかもしれない…
……外を見ると、
一羽の鳥が広大な空に飛んでいった……
産んでくれてありがとう
育ててくれてありがとう
友達になってくれてありがとう
好きなことをさせてくれてありがとう
旅行に連れてってくれてありがとう
楽しい思い出をありがとう
さよならを言う前に
基本いらないものはすんなり
捨てられる方だと思う
でも捨てたくても捨てれないものがある…
「ねぇ!この前〇〇くんとLINE交換できた!!」
上手くいって良かったな
「うん!ありがとう!また相談するね(ニコ!)」
おう……
(こんな、酷いことあるかよ…)
(俺、お前のことさ……)
(好きなのに…)
(恋の相談相手って……笑える……)
………
はぁ……つら……
いつまでも捨てられないもの………恋心