かもめ丸

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8/15/2024, 7:08:39 PM

夜の海は、誰もいないから
泳ぎ放題よ!

ザパァーン!

「……人魚」

・・・・・

チャポン

「あ、逃げた……」


人間いたァ!?!

明日ならいないはず……

ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


チラ

……またいる
自由に泳げないじゃない!!!

……そうだ!
……怖がらせればもう来ないんじゃない?

「?」

ザパァ!! 食べちまうぞー!!

「ふふ、可愛いですね」

(か、可愛い////?!?)

「私は別に君を捕まえようとか
思ってないから安心してください……」

…ほんと?

「あと、これ、やっと返せますね」

私の髪飾り……!
なくしたと思ってた!

あ、ありがとう……

「いえいえ、見つかってよかったですね…」

「では、これで……」

まって!?! がしっ!

「?!」

えっと、えっと、あ、貴方なら別にぃー
見られてもいいわよ//// モジモジ

(優しい人間もいるものね
べ、別にす、好きとかじゃないけど…ね)

「……っ////」

「本気になっちゃうじゃねぇか//(ボソッ)」

なにか言ったかしら……?

「いいえ?何も?」

「(ぜってーに、惚れさせる……)」




8/15/2024, 7:53:29 AM

ピーンポーン

誰だろ?

ガチャ

「よっ!」

どうしたの?

「ほら、神社の祭り行くぞ」

あれ言わなかったけ?
私、門限あるから無理なんだ……

「そんなん、どうでもいいから早く行くぞ!!」

ちょっと!?

「ほら、自転車の後ろに乗れって!
花火間に合わねぇって!!」

わかったから!!手離して!//

「あ、すまん!//」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


「ちゃんと掴んどけよ」

うん

「じゃあ、行くぞ……」

………

ねぇ、どう責任とってくれるの?

「……それは、
俺が謝るよ……」

あそこまでして
なんで、私を呼ぶの?

「それは……どうしても
お前に言いたいことがあるから……」
「ああゆう場所でしか言えねぇことでよぉ……」

ふーん、そうなんだ……



……




貴方の自転車の後ろに乗って……
貴方の背中に耳を当てると聞こえる鼓動……
神社に近づくほど早くなる………


期待してもいいってこと……?////




8/13/2024, 3:32:46 PM

「……ハグってさ」

「ストレスとか不安とか軽減して
心の健康にいいんだって……」

……ポタポタ……ぐすん……

「今の君にピッタリでしょ……」

「だからさ……」































「今は黙って、ハグされてた方がいいんじゃない?」

……ふふ

…………耳赤いよ……クスクス

「……」

「……もうハグおわり……」

……やだ……(ギュッ)

「……//」

もう少しこのままがいい……

「……好きにすれば//」

「……………」(ギュッ)

8/12/2024, 2:52:45 PM

市民の反乱、
城が燃えている、
燃え盛っている……

♪ーーーー

なのに、中で聞こえる
貴方が奏でる音楽

強く美しく
でもどこか儚くて
繊細で……
今この場に不似合いな綺麗な音……

……

お嬢様、お逃げになってください……

「ここを出たら
もう、ピアノが弾けないじゃない……」

「貴方こそ逃げなさい、
私に構う必要はないわ……
貴方ならきっと、大丈夫よ……」


………………


そう、おっしゃられるのなら……
































わたくしも
最後までお嬢様のピアノを
お聞きしたいです……

「ふふ、貴方は私のピアノがほんとに好きなのね」

……ええ、とても大好きですよ…







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ーーー
ーー












♪ーーーーー








燃え尽きるまで聞こえる
貴方の音楽……


また、たくさん
聞かせてくださいね……

8/12/2024, 6:54:24 AM

麦わら帽子が飛んだ。、
高く高く……
ただ見つめることしか
できなかった……

あの夏の日、
日差しが強かった日、










…………………………
……………………
………………
…………
……


















交通事故で彼女は亡くなった……
この麦わら帽子は
どうすればいいだろう……
……
「あいつ、取りに来るかな……」

……

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