“好き”になったのはいつだっただろう。
物心ついたときにはいつも一緒で、親友だった。
今考えてみるとたぶんそれは依存。
きみがとなりにいないと寂しかったし、自分でも引くくらい執着していた。
ある日クラス替えでクラスが離れ離れになって、でも親友だからって当たり前のように一緒に行ったり帰ったりしていた。
「お前、ちょっとうざい」
そしてその日は待ち合わせの昇降口になかなかこないから教室まで迎えにいった。
きみが僕以外の人と楽しそうに話していて、裏切られたみたいに思って、そのとき初めて独占欲を意識した。
そしてそのとき言われた言葉がそれだった。
“お前、ちょっとうざい”
心臓を抉られた。
親友じゃなかったの?なんで僕を後回しにするの?なんで、なんで…?
…いままでもずっとそうやって思っていたの…?
ボロボロに泣いて、結局うざがられて終了。
挙げ句の果てに、迎え来た僕を教室において、僕の手を思いっきり振り払って、帰っていった。
それ以降関わりづらくなって、近づこうとするだけでもさりげなく避けるようにどこかに行ってしまう。
僕だけ、だったの…?
きみがいないと生きれないのは、寂しいのは、苦しいのも、僕だけ…?
学校を休んだ。
一回休むとずるずると休みが続いて、気づいたら学校に行けなくなっていた。
僕はきっと異常なんだ。
人より独占欲とかそういうのが強くて相手に精神的に害を与えてしまう。
人と関わらないほうがいいのかもしれない。
そう思ったらいつのまにか家から出られない体になっていた。
「…おい、起きれる?」
ある日。
久しぶりに聞いた声に体が強張った。
…うそ。ここ、僕の家だよ…?僕の部屋だよ…?
僕のことうざいと思っていたんでしょ?嫌いなんでしょ?
じゃあ関わってこないでよ。
ボロボロと涙が零れるのは、ぜんぶぜんぶ自分のせいだ。
─涙の理由─ #90
(久しぶりに小説書いてみたら収拾がつかなくなった。なにが書きたかったんだろうか。小説書かなかったこの二週間結構重いかも)
苦しいとき、つらいとき、死にたくなるとき。
私はそんなとき、気づいたら想像の羽をどこまでも伸ばしている。
想像、というより妄想と言ったほうが正しいかもしれない。
そしてそれを文章化する時間をつくりたいけど、今は難しい。
今日乗り越えて明日終わらせたら時間ができる。
その時間を思うことが今唯一の心踊ることだ。
─ココロオドル─ #89
今こうしてスマホをいじっていることが束の間の休息。
(今日と明日を乗り越えたらやっと解放される!休息が束の間じゃなくなる!あと少し!)
─束の間の休息─ #88
知らず知らずのうちに肩に入っていた力。
なんかもういいやって思えてしまって。
そうは思っても肩の力はなかなか抜けてくれないんだ。
─力を込めて─ #87
意味はないと理解していながらも、想わずにはいられない。
粗雑に歩いてきたあの日々の道端に少しずつ落としていた後悔が拭えない。
─過ぎた日を想う─ #86