決められた道でいいの?
たまには正解不正解気にせず歩いてみよう
ただひとりの君へ
君は孤独かい?
ひとりは寂しいかい?
寂しいと感じられる心
とても辛いと思うけれど
寂しさを感じられるということはきみはひとりではない
大丈夫
本当の孤独は、寂しいと感じすらしない
だって誰も最初からいないから
ひとりって概念なんてないから
だから、寂しいと感じるなら
辛いとか寂しいと思う前に話しかけよう
大丈夫
例え嫌われることが怖かったとしても、元々ひとりなら誰も相手になんてしてないから、嫌われる以前の問題さ
怖がる必要なんてないさ
他人に価値なんてない
価値を決めるのは勝手な思い込みさ
さぁ踏み出せ
あなたのもとへ
……
あれ?
やっべぇ、向かう相手1人もいないや
ウンウン
俺は悪くない
世間が悪い
みんな違ってみんないいね
……寒い
ガタガタと体が震えている
激しく動くその体は制御が聞かなかった
……寒い
やがて意識は朦朧となり、何も考えられなくなる
真っ赤に染る地面
大破したバイク
走馬灯が駆け巡る
思い出すのは、疎遠になった人達の事
色々言われてめんどくさくなって関係を断ち切った
全てが無くなりそうな時に思い出す
あぁ、全ての言動は、あたたかいものばかりだった
それを冷ましたのは俺の態度か
もう俺の体にあたたかさはない
蔑ろにした良い報いだ
そう思いながらひとり寂しく終わる
せめて、他の人たちはあたたかいままでいてと願いながら
「いいかい、1度しか使えないからよく考えて使うんだよ」
よく分からないおじさんが突然鍵を手渡してきた。
「これは?」
「未来の鍵さ。なんでも思う通りの未来に行けるんだ。ただし、思い通りになることは一つだけだ」
僕はその鍵を使う。
「いいのかい?よく考えなくて」
僕は頷く。願いは一つだけだ。悩むことは無い。
「大きな𓏸𓏸を僕にください」
未来の僕は大きな𓏸𓏸を手に入れていた。
とても痛がられている。
でかけりゃ良いってもんじゃないんだね。
失敗失敗。