私は今日、
屋上から踊るように舞い落ちた。
爽快感とともに酷い悲しみ、屈辱感に駆られた。
#『踊るように』
No.7
誇らしさ、そんなものは昔っから無い。
あったらもっと、自分に自信があるはずだから。
#『誇らしさ』
No.6
もう嫌なの。
家族は私を愛してくれているかもしれないけど、
私はそんな風には感じ取れないの。
言い訳になるかもしれない。
だけど、「好きなことをしなさい」って言う割には、
私のすることを否定して、侮辱までする家族。
そんなに嫌なら最初からあんな言葉を言わないでよ。
勘違いしちゃうでしょ?
友達だってほとんど同じ。
笑って平気で自分を高めるような嘘を吐く。
もううんざり。こんなんじゃ友達なんていらない。
そもそも、あれは友達って言えるの?
嘘で作られた友達でしょ?
言えないじゃん、友達って。
ほんとにもう嫌、何もかもうんざり、。
支えてくれる人はいるし、死にたいって思ったら、
止めてくれる人だっている。
でも苦しい。息がしずらい。
自ら死ぬ事がダメならさ?殺してよ。
殺人の罪を受けたくなければ、黙って死なせてよ。
だから、一人でいたい。
なのに人間は勝手に寂しくなる生き物だから。
誰かの傍にいたい。でも何も言わないで欲しい。
そばにいるだけで充分だから。
#『だから、一人でいたい』
No.5
柔らかい髪に、血色のない肌や唇。
おまけに、澄んだ瞳まで、。
どうして貴女はこうなったの?
どうして私を置いてったの?
ねぇ、ねぇってば、
応えてよ。
いつもみたいに素っ気ない返事でいいから。
#『澄んだ瞳』
No.4
結婚式の時さ
『健やかなるときも、病めるときも、、、』
ってセリフあるでしょ?
私の夫がね、笑笑
娘が産まれて大きくなって、
保育園に入った時、娘にこう言ったの、
『嵐が来ようとも、
絶対にお迎えに行くことを誓います。』って。
いくらなんでも、保育園のお迎え係になった夫が
そこまでするとは思わなくて、笑
なんだか昔の結婚式を思い出して、
小っ恥ずかしくなっちゃった、笑
これはフィクションの話。
こんな話が、現実であるのなら、
私もその家庭に産まれたかった。
幸せになりたかった。
優しいパパとママに包まれて、
純粋な気持ちで在りたかった。
#『嵐が来ようとも』
No.3