叫んだら、誰が助けてくれるのだろう。


　　　　ぼろぼろの声で叫び続けて、

　　　　蹲ってしまったら、

　　　　もうきっと、立ち上がれない。


　　　　それが怖くて、何も出来ずにいる。

　　　　　　お互いに相手を誤解して、

　　　　　　決めつけて、

　　　　　　相手の為になるって信じて、

　　　　　　傷つけた。

　　　　　　もう無理なんだって、諦めて

　　　　　　終わっていったひとつの恋。

　　　　　空が高い、秋の日。

　　　　　枯れ落ちた街路樹の葉を踏み、
　　　　　私は歩いている。
　　　　　涼やかな風が髪をさらう。

　　　　　あと3ヶ月。
　　　　　3月に笑うために、
　　　　　私は今日も努める。
　　　　　

　　　　　最後に笑った君の顔

　　　　　君が好きだった花の色

　　　　　君が嫌いな映画のタイトル

　　　　　君と過ごした日々


　　　　　全部覚えているのに、
　　　　　君の名前だけが思い出せない。

　　　　たとえ、貴方に憎まれようとも、
　　　　私は貴方が好きよ。

　　　　だから、貴方に殺されることも、
　　　　決して苦ではないの。

　　　　私、とってもしあわせよ。