無季

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8/17/2024, 10:29:48 AM


    壁に掛けられた千羽鶴 
    薄くホコリを被って
    せっかくのグラデーションは色褪せている
  
    何十年の時を経ても、
    貰ったときの気持ちが忘れられることなく、
    私のなかに確かに存在している。    

8/16/2024, 12:25:42 PM





     素敵なあなたの隣で、息をしてる
    
     あなたの美しい手に、触れている

     あなたの柔らかい言葉を、受け取っている

     あなたからの愛を、貰っている

   

     あなたの視線の先にいるのは、わたし

     その事実がどれほど誇らしいことか

8/15/2024, 11:15:18 AM




     黒く蠢く海の底
     漣だけが聞こえる

     冷たい波打ち際
     足が砂浜に沈む感覚

     このまま、波に攫われて
     あなたのそばにいけたなら

8/14/2024, 2:18:27 PM



       からから、からから。
       くるくる、くるくる。
       車輪がまわってる。

       みーん、みーん。
       しゃわ、しゃわ。
       遠くで虫がないてる。
   
       ゆさゆさ、ゆさゆさ。
       だらだら、だらだら。
       冷たい汗がながれてる。

       もし、もし。もし、もし。
       ぴい、ぽお。ぴい、ぽお。
       双眸は固くとじている。
    
       ぴいぃ。
       ふるふる、ふるふる。
       しろいぬのが、あなたを隠す。

       ねえ、ねえ。
       おいていかないでよ。

8/13/2024, 3:35:33 PM

  


     ゆらゆら揺れてるあなたの心

     ふわふわ飛んでくあなたの涙

     たっぷりのはちみつを
     あたたかなミルクに

     わたしのおもてなしを
     さみしげなあなたに  

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