この場所で、
ガサガサ、
草木を避けながら歩く音がする
「ふう、久しぶりに来たな」
私はある場所に来た
昔来てたときよりも雑草が生い茂っており
同じ場所とは思えない景色があった
いつもの定位置だった場所にはツルに巻かれた一つの箱があった
私はその''箱''をとりにここに戻ってきた
この箱を取りに来るのはすごく時間がかかったけどあってよかった
ここはこれなくなる前はまだ小さな頃で秘密基地として使っていた
どれくらいここに通ったのだろう3年は通っていたかな
その3年目にあることが起きてここにこれなくなっていたんだよね
それは私の友達がこの世界から居なくなってしまった場所だったから
その時は友達と二人で秘密基地に来ていて少し私が離れた時に
何かに引きずりこまれたみたいだった
その何かがこの箱
離れていたけど君が何か叫んだから戻ったら箱に引きずりこまれる瞬間でその直後
君は消えた─
あぁ嫌なことおもいだした
「私も一緒に連れていってくれたなら良かったのに」
私がそう言った時なぜか私は笑った理由?わからない
私は箱を手に取り撫でた、
箱はそんなに大きくない片手で掴めるくらいの大きさだ
あの頃は恐怖で開けれなかったこの箱、なにが入ってるのだろう
中を見たら連れてってくれるのかな?
そしてあの時君が消えたこの場所で箱を開けた
誰もがみんな、
誰でも悩みは持っている
種類は様々だし重さも負担も違う
自分が思っている以上に自分の悩みが重いときもある
だから誰もがみんな一緒じゃない
価値観も違う
生きたい消えたい
色々な考えがある
時には人に合わせる
でもあわせすぎるともう耐えれなくなる
それはみんな一緒
花束、
今日は何となく散歩をしてたら花屋さんがあったから花束を買った
特に理由はなかった
買ってからなんで買ったんだろうと思ったくらいだ
多く買っちゃったからあの子におすそわけでもしようか
種類はどれをあげようか
うーん
なかなか決まらない
あ!そうだ
あの子に似合う色の花をあげよう
少し考え綺麗な色の花をまとめた
よし!あげにいこう!
一応メールをしてあの子のところに向かっていった
スマイル、
むっと閉じたその口、
にっこりと笑ったその口、
二人は同じ顔でも口元だけが違う
にっこり笑ってる子はむっとしてる子と仲良し
二人ともいつも同じ表情
でもたまにむっとしてる子も
ふにゃって笑う
それがものすごく可愛い
どこにも書けないこと、
どこにも書けないことですか?
そんなのここに書けるわけ無いじゃないですか
だって[書けないこと]なんでしょう?
誰にも知られたくない
独り占めしたいこと
そんなの教えてあげませんよ♪