私の名前は雲膜(うんも)
お母さんは私を産んで一ヶ月後くも膜下出血で死んだ
その時名前は決まってなくて
お父さんが、「お母さんが死んだのはお前のせいだから責任を背負って生きてゆけ」
ということで雲膜という名前になった
くそみたいな理由だよね
出産で死んだわけでもないのに
なんで私のせい?バカなんじゃないの
現実を見れてないだけじゃん
人に責任押し付けて、少しでも心を軽くしようとしてるだけじゃん
学校で自分名前の由来を調べる授業の時
本当のことを言ったらみんなに人殺しって言われるようになったんだよ?
ねぇ聞いてる?
お父さん
そんなお父さんでも私にとってはかけがえのない家族だったんだよ?
もうこれ以上、この名前に罪を重ねないで?
お医者さんは言った「お父さんはね天国に行ったんだよ」
そう、くも膜下出血のせいでね。私のせいだよね
私が家族を殺した
「私の名前」は、その日から、いやずっと前から「罪」だった。
あの子は私の何倍も賢い
ずるい
この子は私の家族より大金持ちの家に住んでいる
ずるい
その子は私より優しくみんなに人気がある
ずるい
じゃあ私は?他人より秀でてるとこなんてある?
みんなみんな私よりすごい
大した努力もしてないくせに
簡単に私を追い越していく
羨ましい妬ましいそんな感情が湧いてくる自分が嫌になる
なんで私だけこんな思いをしてるんだろう
なんで、、私だけ
「にゃはっ いい風邪だね」
そう言って笑う君
「あぁ、そうだな」
多くの人はこの時胸がときめいたりするのだろうか
「もしかしてたのしくにゃい?」
なんで語尾ににゃがついているのだろうか?
つくづく謎だ
「楽しいよ」
「、、、にゃはは それはよかった、、」
全然よく思ってないだろ、と突っ込んでおいた。、、、、心の中で
「入道雲見えるか?」
「ウン、見えるよ」
「雨が降るかもな」
多分だけどな
「もう帰る?」
「あぁ、」
「そっか」
こういう時はどうすればいいのだろう
普通は、、、
「ん」
「にゃ?!」
俺は彼女にそっと口付けをした
これであっているのだろうか?
「////」
「じゃ またな」
「コクコク」
今日も俺の心が動くことはなかった
青春の1ページに飾られることもなかった
そんな俺を笑うかのように、入道雲が立ち上っていた
僕の隣にいる君は白無垢を着ている。このときを待っていた。
思い出される純粋無垢な少女
もう離してあげないからね。もうあんなことにはならない。僕はもう間違えない。
「あ、やっと起きた!大丈夫!?」
僕が起きて初めて聞いた言葉はそれだった
「…どちら様ですか?」
僕が聞いた瞬間、
「え、?」と、
君を絶望させてしまった。
もし、あの時僕が君を忘れてなかったら、
今頃、一緒に過ごすことができていたのだろうか?
君の両思いだと知ったときからの幸せそうな笑顔を、
絶望した顔にしてしまった挙句、自◯させてしまった
記憶を思い出した今、悔やんでも悔やみきれない…
今から、そっちに行くよ…
僕たちの時間を取り戻s…グシャ