俺は高校に落ちた
なんて惨めな人生なんだろう
好きな人は違う人と付き合った
俺の人生いいとこ無しじゃないか
今日もただただ時間を浪費させてく
1年1年もう1年
あっという間に時間は過ぎてゆく
そして25になった
そろそろアラサーの仲間入り、親のスネを齧って生きていくにも限度がある、働くことにした。
中卒の俺など拾ってくれるところはなかったが俺は諦めなかった。必死で勉強し、機械についてたくさん学んだ。そして俺は小さな地方の工場に就職した。
俺の同期は俺より手際が良かった。
「すごいね」と褒めると
「でしょ!器用さだけが取り柄なの」と笑いながら言った
しかも俺の身の上話を真剣に聞いてくれた
好きになるには十分だった
1年で俺はこんなに変わった
就職をし、好きな人ができた
人は変われると知った
1年後、俺は今よりどれだけ成長できているだろう
俺は、自分に大きな自信を感じた
僕は君に恋をした
たとえ赦されない恋だったとしても
この気持ちは嘘じゃないって言える
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おれはあいつに恋をした
こんな気持ち、普通じゃない
でもあいつのこと、心から好きって言える
世間一般じゃ許されていない恋
親に話せば普通じゃないと言われる
こんな世界どうかしている
僕は、自分の力を人を守るために使う君が好きだ
俺は、みんなに優しくてこんな俺にも笑いかけてきて くれたあいつが好きだ
君は知らないと思う「初恋の日」君の言葉は僕を救ってくれた。僕が同性が好きだとバレてしまっても君の態度は変わらなくて、毎日「一緒に帰ろうぜ」っていってくれた。
僕はこの「初恋の日」をいまだに忘れられない
同性愛者なんて言葉で括り付けて差別しているこの世界は嫌いだった、君がいるからこの世界に価値があるって思うようになった
あれから10年経った今僕の隣には君がいる
明日世界が終わるならわしは何を望むだろう
金?自由?権力?いや、そんなものではない
わしが望むのは、、、家族の幸せ。
娘に息子、娘の花婿、そして猫
この猫の存在はわし以外は知らない、こっそり飼っていたのだ。わしがいなくなったらあの子たちは、、、
なぜ今こんなことを考えているかって?
人間というのは死期が近づくとなんとなくわかるもんなんだ?
あぁ、、視界が狭くなっていく、ごめんな、猫
(この前のお題と続いてます)
君と出会ってから楽しいことだらけ
餌もくれるし、遊んでくれるし、なでなでもしてくれる
なんて幸せなんだろう
ある日から君は餌をくれなくなった
姿を見ることも亡くなった
君はどこにいったのだろう
さみしいな
もう、眠い、疲れちゃった
おやすみ
耳を澄ますと聞こえてくる、「奴ら」の音
とても小さい声だからよく耳を澄まさないと聞こえない
僕は、学校から帰ってくると「奴ら」の音を聞くのが習慣になっている。
こちらに害はないし、話し声とかが案外可愛かったりするのだ。「うにゅ」とか「なぁ」とか。
それから同居していた祖父が亡くなった
その夜の「奴ら」の声はいつもより大きかった
それから「奴ら」の声は日に日に小さくなっていった
そしてついには「奴ら」の声は聞こえなくなった
いくら耳をすませても