NoName

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3/30/2026, 10:53:09 AM

時折彼女は眼鏡のつるを持ちクイッと上げて位置を直す。何気ない動きだが俺には魅力的で見てしまう。

「なんだ?」

彼女が俺に声をかけた。

「何が?」

俺はわざと聞いた。

「さっきから私を見ているから何か聞きたいのかと思ってな」

彼女の言葉に俺はフッと笑い

「愛している君を見ているのは俺にとって一番の幸せだから」

彼女は俺の言葉にきょとんとしていたがすぐに

「ありがとう」

と照れと嬉しさの混じった声で言った。

君の何気ないしぐさ、ふりに俺は幸せを感じ充足感得ている。俺こそ「ありがとう」