9/9/2022, 11:44:33 AM
君は世界でたった一人しかいない。
そう、世界中をくまなく捜しても君という人間はどこにもいないのだ。
即ち、君の心も世界に一つだけしか存在しないということ。
僕は君の心を手に入れることはできなかった。
だから代わりに、世界に一つだけしかない君の心臓を手に入れることにしたんだ。
テーマ【世界に一つだけ】
9/9/2022, 9:14:57 AM
静まれ、静まれ……!
うるさい胸の鼓動を黙らせるように手を胸に当てた。
規則正しいリズムを刻む靴音が接近する。
静まれ、静まれ!
恐怖と緊張で暴れる胸の鼓動が“あいつ”に聴こえてしまったら……。
そんなことはあり得ないが、極限状態の私はそんな妄想を抱いてしまう。
“あいつ”に捕まってしまったら、明日という日を迎えることができないだろう。
そうならないためにも、早く“あいつ”から逃げなければ──
テーマ【胸の鼓動】
9/6/2022, 11:40:06 AM
チャイムが別れの時を告げる。
もっとあなたを見ていたいのに……
明日が来るまでしばしのお別れ。
早く明日になればいいと密かに願った。
テーマ【時を告げる】