佐倉光潤

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2/15/2024, 11:30:36 AM

「10年後の私から届いた手紙」

18歳だった私へ

あなたが知りたいことが、何なのか知ってる。

でも、その答えは教えられない。

ただ、私は今も生きてるよ。

辛い日も、幸せな日も、たくさんあった。

今どんなに苦しくても、

辛くても、枯れるほど涙流しても、

あなたが生きることを選んでくれてよかったと

思っている私が10年後で待ってるよ。

生きることを、私自身を、

諦めないでくれてありがとう。

戦うことを選び続けたあなたに感謝を…

2/15/2024, 3:23:59 AM

「バレンタイン」

あの日、受け取ってもらえなかったチョコ。

受け取ってくれなかったと当時は悲しかった。

でも、それは彼の優しさだと今は思う。

早めに気持ちに踏ん切りをつけられたのは、

チョコを受け取ってもらえなかったから。

今でも彼を好きになったことは、素敵な思い出。

2/13/2024, 2:02:15 PM

「待ってて」

ずっと待っていたかった。

待てるつもりだった。

でも、いくら待っても来ないとわかったから、

待つのはもうやめる。

2/12/2024, 11:26:51 AM

「伝えたい」

人に自分のことを伝えるのって難しい。

何を伝えれば充分というものはないと思う。

自己紹介してくださいと言われ、

名前、年齢、学歴、職歴、資格…

面接で羅列するものってこんな感じ。

「あなたは誰?どんな人?」

この質問に上の情報じゃないものを答えてくれる人が

私にとって、とても興味深い人になる。

2/11/2024, 1:40:53 PM

「この場所で」

この場所で君と出会い
この場所で君に恋して
この場所で君と愛し合い…
今、この場所で君と別れようとしている。

出会った頃よりも皺が増え、
痩せ細った妻の顔を覆った白い布をとる。

生前と変わらず綺麗な顔をしている。

「綺麗にしてもらえて…よかったなぁ」

言葉は返ってこないが、話しかけてしまう。
まだ妻の死を受け入れられていない自分がいる。

だって、ずっと一緒だった。
もちろん、いいことばかりじゃなかった。
キツイこともたくさん言われた。
きっと、こんなことを、おまえさんに伝えたら

「私の方が我慢してましたよ!
本当に都合が悪いことはすーぐ忘れる!」

と、怒られるだろう。

でも、おまえさんといると楽しかったんだ。
最後までおれと一緒にいることを選び、
この場所に、おれたちの家に、帰りたいと
病院から電話をかけてきてくれたこと、嬉しかった。

「ありがとう」

頬に流れる雫は、感謝と寂しさ。
おれももういい年だから近いうちに上で会える。

また、会える日まで
君と過ごしたこの場所におれはいる。

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