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8/22/2025, 12:32:32 PM

飛び立つ先も、相手も、思いつかないくらい大人になった。

(君と飛び立つ)

8/21/2025, 12:34:14 PM

不意の白昼夢の中に若かりしきみ
思い出だけで生きていけるほど強くもなく
覚えた夢を一つずつ忘れながら
自転車操業で生きているよ
きみの純粋をあと少しだけ貰っておけばよかった…かも

(きっと忘れない)

8/19/2025, 3:14:21 PM

私たち すべからく 無機にかえり また有機をめざす
その狭間を満たす 生命の源

寺山修司が言うことには
涙は人がつくることのできるいちばん小さな海なのだそうだから

(なぜ泣くの?と聞かれたから)

8/18/2025, 2:44:31 PM

ひとりひとり違う、皆の足音が好きだった。
ゆっくりどっしりしてるな、あの人かな。
パタパタ軽くて急いでるな、あの子かな。
ちょっと引きずってる感じ、あの方かな。
変に引っかかるの履いてた、あの子かな。
私の足音は、私にはよくわからない。
どこかの誰かに届いていたりするのかな。ちょっと、恥ずかしい気もするけど。

(足音)

8/17/2025, 2:45:46 PM

始まりの段階で終わりを予感するようになったのは、いつ頃からだろう。
永遠は、生を包含しているから、我々は常に永遠に触れている。子供と老人は、永遠という概念に近いところで生きているのではないか?明日を知らないということは。
人口の大多数、私のような生産年齢にある者は、何かと毎日便宜を図っているので、終わりを意識せざるを得ない。永遠については、普段忘れている。
終わるよ、今年の長い夏も必ず。
終わらない夏は、心の中に。

(終わらない夏)

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