6/19/2025, 2:35:41 PM
頬を伝う涙を見られたくなくて、雨の中飛び出してみた
雨の香りが鼻の奥にツンと刺激する
雨の音が、嗚咽混じりの泣き声を消してくれる
雨が全身を包んでいく
涙のあとも分からないくらい、ずぶ濡れになった
呆れるくらい、びしょ濡れだ
あなたが心配そうに私の後を駆けてくる
大丈夫
あなたのために泣いたわけじゃない
自分のための涙だ
あなたとの別れを惜しむ涙なんかじゃない
だから私の涙を見せてあげない
私の涙は価値のあるものだから
6/17/2025, 3:27:28 PM
届かないのに空に向かって、今日の出来事を話してしまう
夜空に輝るあの星があなたのようで
亡くなってから、昔着ていたあなたの服を着て思い出すばかり
思い出だけで、胸が張り裂けそうで
少し服に残ってるあなたの香りに包まれる
今日ね、沢山頑張ったんだ。だから褒めてよ。昔のように、頭を撫でてよ。頑張ったねって言ってよ。
また、私の名前を呼んでよ。
恋しいよ。おじいちゃん。
6/5/2025, 8:54:00 AM
好きなのか、どうなのかも分からなくなってきた
それでも別れず傍に居続けるのは
とどのつまり、恋なのか愛なのか、それとも情なのか惰性なのか
6/2/2025, 2:51:04 PM
傘を持つ手と手が触れ合いました
あなたの指先の体温を知りました
近づくあなたの息づかいを知りました
あなたのまつ毛の長さを知りました
あなたの唇の感触を知りました
あなたの温度を知りました
傘の中の秘密で包まれました
6/1/2025, 6:17:56 PM
雨上がりの澄んだ匂いがすき
雨上がりの透き通った空が好き
雨上がりのぬかるんだ道が好き
雨上がりの雨粒が落ちていく音が好き
雨上がりの水を含んだ風が好き
雨上がり決死隊の蛍ちゃんが好き