時を告げる魔法の鐘
さあ急げや急げ
新しい未来が
誰かに隠れて待っている
その『誰か』になる勇気を
今、キミはもっているかい?
始まりの音色
誰かが紡いだ歌に
エールを受けながら
『キミ』という未来が
可能性の旗を掲げ
“社会”という名の
未知なる大陸を旅して行く
時を告げた魔法の鐘
さあ急げや急げ
未来を描き始めている
キミのキャンバスを離さないで
手放してしまったら
2度と還らぬものだと知って
継続の音色
誰かが描いた絵に
感動をもらいながら
『キミ』という明日が
叶わない夢などないと
“社会”という名の
未知なる大海を旅して行く
さあ急げや急げ
新しい未来が
誰かに隠れて待っている
その誰かになる勇気を
今、キミは持っているハズだから
さあ、怖じ気づかずに
その両腕を
未来に
のばして!
#時を告げる
作者コメ→今回はこんな感じでどですか?
↑(M×T×ER風)五月雨深海魚
いつか君と行った海で
小さな貝殻を拾ったね
漫画やおとぎ話に
出てくるような
キレイな貝殻ではなかったけれど
君はその貝殻を見て笑うんだ
とても、とても幸せそうに。
それはきっと僕が拾って
君にあげたから?
それを君にたずねる前に
君はいってしまった
今の僕では
けして
けして
辿り着けない場所へ
ただひとりで。
連れて行って欲しかった
けれど
運命も宿命も
僕が思うよりはるかに残酷で
君の居ない世界で
生き続けろ、というんだ
ね、君。
君が僕のもとを去ってから
ひとつ、季節が進んだよ。
小さな貝殻が君の写真の前で
ほこりをかぶって眠っている。
#貝殻
五月雨より►►スンマセン。
しばらくサボっておりました。(・ωく)
今、思うと
君は香水をあまりつけなかったね
『強い香りが苦手』、だと言って
全く化粧っ気のない
香水はおろか
口紅もまったくつけない
君だったけれど
僕は、そんな飾り気のない
君が大好きだった
まだまだ側に居てほしかった
けれど。運命は、宿命は
笑って仕舞うくらい残酷で
僕は君と別れねばならなかった
僕は何も出来ないまま
何も君にしてあげられないまま
君は僕のもとから去って行った
そんな
君を思いて
今年の夏が終わりゆく
#香水
いつも
いつでも
君は、突然やってくる。
僕の事などお構い無しに。
でも、何故か嬉しいのは
いつもは逢うことが叶わない
君だから、だろうね。
『逢いたい』って言っても
会えないし、
『そばに居て』って言っても
そんな長くは、そばにいてくれない。
まるで気まぐれな猫のようだ。
だから
突然の君の訪問は
僕からしたら
ちょっとだけ、
ラッキー!…なのかも知れない。
#突然の君の訪問
たまには
カラフルな傘をさして
公園にでも出掛けようか
公園に行くのは
晴れた日だけの特権じゃない
雨の日だって
雨の日なりの
楽しみかたがあるはず
例えば
いつもは笑い声絶えない
滑り台だとか
ブランコが
まるで
『今日は一回お休み』と
言わんばかりに
静かにたたずんでいる
それを見ながら僕も
雨で濡れてしまって誰も座れぬ
ベンチの前にたたずみ
君と過ごした日々を思い出す
雨がぱたぱたと傘をたたく
雨に佇む僕を見て
きっと君は心配する
風邪を引きやすいからと言って
早く家に帰りなさい、と。
そして僕はちらりと
空を見上げ、歩き出す
もう君の『お帰り』が
響く事のない家へ
#雨に佇む