鳥かごの中の鳥は
いつも夢見ている
いつかこの翼を広げ
まだ見ぬ広い世界へと
飛び立てる日を
しかし世界は無情だ
1度、鳥かごから飛び立てば
猫やカラスが狙っていて
命の危険と隣り合わせで
食事の当てもあるはずもない
だから臆病な鳥かごの中の鳥は
決して飛び立たず
かごの中の小さな世界で
今日も夢見ている。
#鳥かご
僕が
“友情”と云うものに
恵まれていたならば
こんな世捨て人のような
生き方はしてまい
気の置けない友人と
他愛ない話で盛り上がる
そんな日々を夢見て
学生時代を全て終えた
所詮、夢は夢だった
僕の周りの同年代は
いつも僕には無関心
だから僕も周りには無関心
ただ、それだけの事だ。
#友情
明日、再び花開けぬ定めと知りつつ
1日花は花咲いて
今日を懸命に生きている
その花がまぶしすぎて
僕はまだ直視出来ない
君を失って
今日をまるで世捨て人のように
生きる僕には
だけれどもいつか
僕もあの1日花のように
今日を懸命に生きられる日が
いつか来るのだろうか…。
僕が息を引き取るまでに。
#花咲いて
►注· 1日花=1日しか咲かない花。朝顔、
ハイビスカス、ツユクサ、オシロイバナ等。
今日のお題
“もしもタイムマシンがあったなら”、か。
本当にあったとして
実際に使えたとして。
きっと過去に戻ったとしても
何も変えられない。
無理に変えたとしたら『今』が捻れる。
『今』、こうして居る自分が消えるかも知れない。
それはさすがに僕は遠慮したい。
大切な人を失くして
とんでもなく辛い『今』だが
…一応、生きていかなきゃならない
“現実”だから。
逃げる訳にはいかないだろう。
例え、タイムマシンで未来にいったとしても
自分の未来の姿なんて見たくもない。
でも、
未来の地球はどうなっているか
世界がどうなっているかは
…ちょっとだけ興味はあるが。
だけど僕には
やっぱりタイムマシンはいらない。
丸くて青い人気者が
眼鏡の少年とタイムマシンを使っているのを
唯、見ているだけでいいや。
あと、科学者が発明した車型のタイムマシンも。
#もしもタイムマシンがあったなら
もうなくなった。
君がいなくなってからというもの、
遺されたモノ達を見て
『今、“欲しい欲しい”と思って手に入れても
いつか自分が居なくなれば、ただの無用の長物
そのモノの価値はその人にしか分からない 』
そう悟ってしまったから。
だからもう、今は欲しいものはない。
未来の“無用の長物”を作り出さないために。
…と格好つけても、欲しいものは
ちゃんとある。
例えば黄色い電気ネズミが出るゲームの最新作とか?
P×3とか?
ただ、リアルガチャ×2産のモノが
欲しくなくなっただけだ(笑)
#今一番欲しいもの