｢記憶の海｣

記憶というものはいつでも曖昧。
忘れたいこと、忘れた方がいいこと。


覚えていたいことよりも多すぎて。



眠っているときすら記憶の波が襲う。
穏やかな海のように、優しくさらっておくれ。

｢青い青い｣


青。
全ての始まりの色。

海も空も、花々も。
単体では透明だけれど、
光が透けて青くなる。

春も夏も秋も冬も、
季節が重なり青くなる。


どうか消えないで。
青は悲しい色じゃない。

青い青い、
柔らかな心に包まれて。

｢ふとした瞬間｣

いつか君を
忘れる日が来ても

きっと僕は
忘れない

｢星｣

星は本当に輝いているのか


あなたの目に映る僕は
何色か



何も見えない君の
瞳の色が


僕に突き刺さる


星々に願いを

｢約束｣


生きる


それだけで十分