｢逃れられない｣

足掻いて
もがいて
苦しんでも

目が覚めて
陽の光を浴びて
お腹が空くことからは
逃れられない

いつか誰にも会えなくなる日が
来ることも
全ての終わりが
来ることも
全て逃れられない


私達は運命の中で
必死に泳いでいる

還るトキまで
穏やかな日々を...

｢風に身をまかせ｣

5月。
心地よい風が吹いている。

前に進むも、
横に逃げるも、
全ては風まかせ。


ゆらゆら浮かんで、
ふわふわ飛んでいく。

着の身着のまま、
風に身をまかせ、
このまま行こう。

｢初恋の日｣

君を見つけた日。

｢君と出逢って｣

色んな君を見ていたら、
新しい私も見つけられる。

岐路に立つ度、
君を探して。

｢耳を澄ますと｣

猫が鳴いている。
何かを訴えかけるように。

君の望みは。
君の想いは。

分からないふりはしたくない。


耳を澄ますと聴こえてくる、
嵐の前兆。

どうかこのまま、
平穏な日々を。